雨が降り始めた

どしゃ降りだった



止めどなく降り続けた雨は悲しみを止めようとする度溢れ出た


だが止まらない



何も止まらない
何も聞こえない
何も言えない

何も無い帰り道や何も無い会話が頭を埋め尽くし僕の身体は無意識に拒絶した

その先にある君の視線はそれを壊し全てを奪うと言った




どれだけの量が降ってもまだ止む事はない





















だけど
乾き切った空を君が抱いたとき時
雪が降った


そしてそれは溶けて生きる意味になった

死ぬ意味も出来た
縁日でとってきた金魚が二匹砂利に横たわっている




暗い水槽の底の方でまだ輝きの残る瞳

水面に口を出すまだ赤い二匹




そして今死んだ