グレートパンプキンの小話 第8話です。

季節を外しますが、昨年の秋に更新できなかったので。。。(๑•﹏•)

画像が多いのでページの読み込みに時間がかかるかもしれません。

あ、あと、PC用のブログスキンを作り変えました。
1年以上ぶりに・・・14インチ・ビオラリーです(; ̄∀ ̄)ゞ


では、今回のグレートパンプキンのお話しをどうぞ~!


【このお話しに出てくるクマの自己紹介】

公式名は、ザ・グレートパンプキンですが、この記事の中では私がつけたオリジナルの名前と
設定にしてあります。トリートは公式名そのままです。







タイトル 『男と男の約束』


それは、ジャックのお菓子を配達してもらったトリートの一言からはじまりました。





トリートsei 「配達ありがとう!ほんと、パンプキンさんの作るお菓子って絶品だよねー♪

どうやって作ってるのー?」

ジャック ハロウィン 「別に、普通だぞ?」


トリートsei 「えーこんなにおいしーの、ずぇぇぇーーーったい!
とってもすごーい秘密があるはずだー!おしえてー、おしえてー!
パンプキンさんと僕の仲じゃない!」

ジャック ハロウィン 「・・・大事なハロウィン時期に、店の商品を一度に
根こそぎ買って行かれる程度の仲ですが?」

トリートsei 「お得意様って言ってよーー。」

ジャック ハロウィン 「秘密かぁ、秘密ねぇ・・・あ!思い当たることがあったぞ!
じゃあ、トリート!作るのを手伝ってみるか?」

トリートsei 「わぁい!やったぁ!僕、がんばって手伝うー!」

ジャック ハロウィン 「途中で投げ出すのは無しだぞ?
途中でやめたら、コツも教えないし、店には出入り禁止だ。」






トリートsei 「うんうん、約束するーっ!最後まできちんとお手伝いする!男と男の約束ってやつだね!
あ、でも途中で少し味見しちゃっても、いいかな?」

ジャック ハロウィン 「いいともー!・・・味見できるならな・・・。」

トリートsei 「?」


【翌日】



トリートsei 「はぁ・・・、お手伝いするとは言ったけどさー・・・」




トリートsei 「まさかカボチャを作るところからとか思わなかったよ~!暑いし、カボチャは重いし、

味見もできないし、もうヤダな・・・帰っちゃおうかなぁ。


ハッ!でも、途中で投げ出さないって約束しちゃったし・・・止めたらお店でお菓子が買えなくなっちゃうし、

うわぁ~ん、パンプキンさんのバカー!!おばけカボチャ頭ー!( ´^ิ益^ิ`)」

そう言いながら、トリートはしぶしぶ作業を続けています。


【その頃のパンプキン家では・・・】




コリン ハロウィン 「えっ!!あなた、トリートさんに畑を手伝ってもらっているの!?」

ジャック ハロウィン 「あぁ、あいつがちゃんと出来たら、お菓子の秘密を教えてやる約束したんだ。」

コリン ハロウィン 「でも1人じゃ大変よ。私、手伝いに行ってくるわ。」

ジャック ハロウィン 「駄目だ!あいつの事さ、きっと長くは続かないに決まってる。

出来なければ、毎年恒例になってる、秋のトリートお菓子買占め祭りは打ち止めだ。

この時を俺はどんなに待ちわびたことか・・・!!わっははは!!」


コリン ハロウィン 『お、大人気な~い・・・』

【数日後】





トリートsei 「ふんふんふーん♪カボチャくんたち、こんにちは!今日も良いお天気だねぇ♪」

なんと、すぐに投げ出すと思われていたトリートのお手伝いは、意外と続いていたのです。





トリートsei 「植物のお世話って、大変なんだなぁ。虫がついたり病気したり。

・・・パンプキンさんって、口は悪いしぶっきらぼーなのに、作るお菓子が美味しいのは、

腕がいいだけじゃなくて、きっとカボチャくん達をおいしく育てていたからなんだね。」




トリートsei 「だから約束どおり、僕も最後まで君たちを立派に育ててみせるよ!!
で、パンプキンさんに美味しいお菓子を、たーくさん作ってもらうんだー!」

トリートが大事にカボチャたちを育てている様子を

ジャックとコリンは影からそっと見守っていました。






そしてトリートが畑から帰ったあと、トリートの目が届かなかった花に、受粉をしたり
肥料をあげたりして育成の手助けをしていました。





コリン ハロウィン 「ねぇ、あなた・・・トリートさん、予想以上だったんじゃない?

とても頑張ってくれているわ。」

ジャック ハロウィン 「そうだな・・・。残念だが認めざるをえない。明日からは俺も畑に出てあいつと作業するよ。」

コリン ハロウィン 「ふふふっ、良かった!私も手伝うわね!」


【翌日】










次の日からは3人で作業をし、収穫したカボチャは、

とびきり美味しいお菓子に生まれ変わりました。






ジャックのお菓子で、夢の食べ放題!

トリートは、ご満悦。



トリートsei 「大きいカボチャのぷりんとスフレ!これ全部、僕が食べていいのー!?わーい!!」






トリートsei 「うんっ!やっぱりパンプキンさんの作るお菓子は絶品だよー♪」


ジャック ハロウィン 「自分で育てたカボチャだから余計美味しいだろう?」


トリートsei 「そうだねー!お菓子の美味しいコツって素材作りから始まってたんだねぇ♪

あ、そう言えばまだカボチャって沢山残ってるよねぇ?あれはハロウィンの時のお菓子にするの?」


ジャック ハロウィン 「あぁ、そのつもりだが。」




トリートsei 「じゃぁ、僕、責任もって自分が育てたおいしーカボチャのお菓子を
ハロウィン時期にいーっぱい買いに行くからねっ!」


ジャック ハロウィン 「!?な・・・んだと!?」


トリートsei 「だって、約束したでしょう?投げ出したら沢山買えないって事は、

ちゃんと出来たら沢山買っても良いって事だもんね?


僕、ちゃんとお手伝いできたから、パンプキンさんも約束守ってくれるよねー?


男と男の約束だもんねー(๑´ㅂ`๑)」





ジャック ハロウィン 「ぐっ・・・!∑(゜Д゜;)」


コリン ハロウィン 「ふふっ今回は、あなたの負けね。」


ジャック ハロウィン 「仕方ない・・・男と男の約束だからな・・・。


こうなったら、買いきれないくらい、これでもかってほど、

たっくさんお菓子を用意して、ご来店を待っててやるから

覚悟してやがれ━━━(゚皿゚メ)━━━ !!!!!


コリン ハロウィン 『あ~、ヤケになっちゃった。今年のハロウィンは仕込みが大変そう・・・。(´ㅂ`;)』


トリートsei 「わぁーい!楽しみ~!早くハロウィンにならないかなぁ~!」



『男と男の約束』 おわり。