今月2回目のパンプキン物語。
ハロウィンネタでお届けします。
★ ハロウィンってなぁに?な方へ簡易的なご説明 ★
ヨーロッパ を起源とする民族行事で、毎年10月31日 の晩に行われる。
ケルト人 の行う収穫感謝祭が、他民族の間にも行事として浸透していったものとされている。
由来と歴史的経緯からアングロ・サクソン系諸国 で盛大に行われる。
ケルト人 の1年の終りは10月31日で、この夜は死者の霊が家族を訪ねたり、
精霊 や魔女 が出てくると信じられていた。
これらから身を守るために仮面を被り、魔除けの焚き火を焚いていた。
ハロウィンを祝う家庭では、カボチャを刻んで怖い顔や滑稽な顔を作り、
悪い霊を怖がらせて追い払うため、ハロウィンの晩、家の戸口の上り段に置く。
以上、ウィキペディアの解説より抜粋・引用
詳しい記述は、検索等をご利用下さい★
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さて、ハロウィンはこのような背景の中行われる訳ですが、
それは、私のデッドベア達も例外ではありません。
記事内ではデッドベアに言葉をあてています。
そうした表現が苦手な方は閲覧の際、ご注意下さい。
大丈夫な方は、先へお進み下さいませ。
今回はハロウィンスペシャルとして、
読むのが面倒なほど
文章も写真も沢山載せています
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【主な登場クマの紹介】
<グレートパンプキン (第3期var)>
ハロウィン近くの時期だけ限定でお菓子屋さんを開いている。
一昨年、姉さん女房を貰った男前なデッドベア。
<グレートパンプキン (初期var) >
丸っこいお顔がチャームポイント★
3期パンプキンの可愛いお嫁さん。
<トリート>
可愛い顔をしてるけど、実は村1番の食いしん坊
特にパンプキンの作るお菓子にご執心!
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それでは、はじまりー、はじまりー。
【パンプキンのお菓子屋さん内】
今年もやって来たハロウィン。
クマの村で、お菓子作りを得意とするパンプキンの旦那さんは、
この時期限定でお店を開いています。
しかし、昨年も、その前も、村で一番食いしん坊のトリートに
作ったお菓子を、ほぼ全部買って帰られてしまい、即閉店という事が続いています。
パンプキンは今年こそ、ちゃんとお店を開店できるでしょうか・・・。
パンプキン(嫁) 「ふぅ、お掃除、終わり! ケーキもお菓子も準備OKよ!」
開店準備を終えたお嫁さんに、旦那さんが問いかけます。
パンプキン(夫) 「お疲れ、もうすぐ開店だけど、例のやつは準備できてる?」
パンプキン(嫁) 「えぇ、・・・でも・・・本当にやるの??」
パンプキン(夫) 「もちろん!!俺は今年こそ ちゃんと店を営業したいんだよ。」
パンプキン(嫁) 「そう・・・解ったわ。」
お店を開店するだけなのに、
どうしてこの二人はこんなに深刻な顔をしているのか・・・。
パンプキン(夫) 「もうすぐ奴が来るはずだ・・!今年こそは・・・俺が勝つ!!」
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トリート 「るん♪るん♪パンプキンさんのお菓子♪
今年も一番乗りで、ぜーんぶ買っちゃうんだっ♪」
鼻歌を歌いながら、上機嫌なトリートがお店にやってきました。
彼は毎年、パンプキンのお店のお菓子を、ほぼ全て持って帰ってしまう
大のお菓子好き。
勢いよく、お店の扉をひらきます。
トリート 「トリックオアトリートーー!!
お菓子くれなきゃイタズラしちゃうぞー・・・・って・・・あれ??」
お店の中は真っ暗です。
トリート 「あれあれ??まだ開店じゃないのかなぁ??」
パンプキン(夫) 「ふっふっふ・・・」
トリート 「その声は、パンプキンのお兄さん?ねぇどうしてこんなに暗くしてるのさ?」
トリートが声のするほうへ歩いて行くと
暗い店内の真ん中に、オレンジ色の丸い明かりが
ボゥ・・・と浮かび上がりました。
地を這うような低い声が響いたかと思うと、
オレンジ色の光がカッと強く光り
大きなカボチャの中に、パンプキンが・・・
パンプキン(夫) 「ウェールカーーム、トリート君」
ライトアップされたパンプキンが
極上の笑みでトリートを見下ろしていました。
トリート 「ぎゃーーーー!!!!
カボチャのお化けがでちゃったよーーー!!!」
驚いたトリートは、お菓子の事も忘れ
一目散に家に逃げ帰ってしまいました。
パンプキン(夫) 「ふっ・・・勝った・・・!今年は完全勝利!!!」
陰から様子を見ていたお嫁さんが、お店の電気をつけました。
パンプキン(嫁) 「ねぇ・・・あなた、ちょっとやりすぎじゃ無い?トリートさん可哀相・・・」
パンプキン(夫) 「許せ、トリートよ・・今年こそ村のみんなに、俺の作ったお菓子を食べて貰いたいのだ。」
奥の部屋から、赤ちゃんの泣く声が聞こえて来たので
お嫁さんが赤ちゃんを抱っこして戻ってきました。
パンプキン(嫁) 「よしよし、大きな叫び声が聞こえたから、ビックリしちゃったのかしらねぇ。」
パンプキン(夫) 「この子の為にも、頑張って稼がないといけないしな。」
パンプキン(嫁) 「それはそうだけど・・・もぅ、大人気ないパパでちゅねぇ。」
お嫁さんは赤ちゃんをあやしながら、じとーっと旦那さんを見ています。
お嫁さんに弱い旦那さんは慌てて
パンプキン(夫) 「ちょ、ちょっとやりすぎたかもしれんな・・・トリートにお菓子持って行って来るか。」
と、慌ててお店を出て行きました。
【トリートの家】
トリート 「怖いよー怖いよー、カボチャのお化けが出たよー!
きっとパンプキンさん、あのお化けに食べられちゃったんだーー!!うわぁぁぁん!!」
トリートは家のベッドでガタガタ震えていました。
パンプキン(夫) 「おぉーい、トリート!すまん!!さっきはやりすぎたよ!」
と、パンプキンはトリートの家の中に入り、事情を説明し、お詫びのお菓子を沢山並べました。
トリート 「え、?これを全部くれるの?
わぁい!やったーーーぁ!!」
さっきまで震えていたのに、トリートは大好きなお菓子を貰って
ニコニコ顔。
驚かされた事も、気にしてないようです。
パンプキン(夫) 「一緒に店に来てくれた友達の分も入れてあるから、分けると良い。」
トリート 「え?ともだち・・・??僕は一人だったよ?」
パンプキン(夫) 「ん?コスプレした奴が二人、お前の隣にいたじゃないか。」
トリート 「えー?しらないよー、それより、僕は今からこのお菓子を食べるのに忙しいから、またね!」
そういってトリートは目の前にある大量のお菓子の箱を開け始めたので、
パンプキンは、お店に帰ることに。
パンプキン(夫) 「おかしいな・・・確かにあの時、誰か居たと思ったんだが・・・」
パンプキンは、首をかしげながら、自分のお店に戻って行きました。
今年は無事、お店を開けそうですね。
その頃、トリートの家の裏では・・・
魔女のウィキッドと、悪魔のフレンドオーマインが
なにやら話をしています。
ウィキッド(右) 「もー、びっくりした!!何よあれ!!
聖なるカボチャ頭が、あの建物の中にあるなんて
聞いてないし!!消されるかと思ったわよ!!」
蘇る記憶・・・
フレンドオーマイン 「まったくだ、あのトリートとか言うボウズについて
家の者にイタズラしてやろうと思ったのに・・・」
ウィキッド 「あぁ、怖かった!あんな不気味なカボチャ頭、
見たこと無いわ!くわばら、くわばら・・・。」
トリートを驚かす目的で演出したパンプキンの
びっくり大作戦は、実際の悪魔や魔女に絶大な効果があったようです。
ベアの村の片隅で起きた、当人達は知らないハロウィンの裏話でした。
【パンプキンのびっくり大作戦・終わり】
長々とお読み頂きありがとうございます。
パンプキンのお嫁さんが抱っこしている赤ちゃんは、
私がパンプキン夫妻を好きすぎて制作したもので、
オフィシャルでは販売しておりません。
又、オフィシャル商品の著作・肖像権を侵害する意図で作ったものではありません。