福音ハルモニア

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不定期発信




原子爆弾……。
原子爆弾が爆発したとき、爆弾中心部の瞬間最高温度は約30万度だったという。
爆心地付近の気温は3000度〜4000度になっていた。太陽の表面温度は6000度。
一つの兵器で生命の存在する場所の気温が、一瞬で太陽表面に近い温度にまで上昇した、ということになる。
ちなみに鉄の溶ける温度は1500度。何もかも溶けてなくなるし、人間は原爆の光を浴びた時点で蒸発して消える。
爆風と高温で炎も煙もなく、ただただ瓦礫が散乱する真っ平らな世界になる。
少し温度が下がったら、そこで火が発生し、火災が起きる。
何よりも恐ろしいのが、原爆によってどんな現象が起こるかがわかっていた上で、広島や長崎に落としたということ。
突然仲の良い家族や友人が消えてしまったら……?
今でも原爆の後遺症に苦しむ人がいるのも事実。
そして、現在も兵器が開発されていて、戦争が行われているのも事実です。
僕が最も怖いなぁと思っているのは、現在、人類が作り出せる最高温度が原爆の30万度ではなく、5.5兆度まで作れるようになってしまったということ。便利な技術が開発される一方で、どんどん恐ろしい技術も進んでいく。

No.9 / ASIAN KUNG-FU GENERATION

 

 

中高6年間ずっと、学校は監獄だと思っていた。

甘酸っぱい青春なんかなく、毎日が白黒で、なんの味も匂いもしなかった。というより、味も匂いも色彩も感じたくなかったのかもしれない。別に嫌なことがあるわけでもない。友達がいないわけでもない。でも、とにかくすべてが不毛に思えてしまう。そんな気も知らずに、大人はただただ「大学に行け!」「今を楽しめ!」などと、無責任な呪いを僕にかけていた。

高校2年の秋、火曜日23:45。ラジオから突然流れたドラムの4つ打ちとオクターブギターのリフ。

「意味も無く何となく進む 淀みあるストーリー」

あぁ……と一つ溜息をついたら、無味無臭で白黒だったはずの僕の景色が少しずつ色づき始め、見える世界が滲んでいった。

 

別に過去を悲観しているわけでもないが、苦しさや人の痛み、日常への退屈、朽ちていく青春を感じていたからこそ、ASIAN KUNG-FU GENERATIONやGOING STEADY、syrup16g、くるりに救済を求めていたのかもしれない。


君という花 / ASIAN KUNG-FU GENERATION



僕が高校のときだった。何もかもがうまくいかない。クソみたいな学校生活へのもやもや。モテない。なんでそんなアホみたいな格好だけの連中に彼女できるんだよ。と、腐りまくっていた頃、テレビで四人が叫んでいた。まるで僕の心の膿を全て吐き出してくれているようだった。もともと音楽は好きだったが、バンドへの憧れはここから始まった。うまくいくことが全てじゃないし、楽しいことばかりが青春じゃない。泥臭く悶々として過ごすのも青春。むしろその鬱屈さが青春なんだろうと思う。


童貞ソー・ヤング/GOING STEADY

DOOR(初代)

緩衝娯楽 Buffer Variety(二代目)

色々ブログ名を変えて書いてきましたが、全て非公開にさせていただき、改めて始めさせていただきます。13年ぶりですねー。

福音ハルモニア、よろしくお願いします。