思い立ったら
HIROです。
思い立ったらで、ブログはしばらく放置プレイ状態にしてしまってました。
そんで今日は、日曜の撮影用アイテムの準備もできた感じなんで
PCに向ってみました。
「これでいいのかな?」
少しの諦めと、公開もありつつも
まだまだ、進化の余地を残して
もの作りの奥深さにどっぷり
自分の人生を捧げてます。
って、かっこつけてますが![]()
久しぶりのバーボン
辛口の裂きイカが
胃にしみる。
俺の後悔
だいすけです。
ヒロが新作を頑張って作ってくれています。
今週末にまた撮影できそう (°∀°)b
さて、今日はちょっと趣きを変えて書こうかと。
さっき知人に薦められたワインを飲んでいて考え込んでいました。
実はお酒を飲むと必ず思い出すことがあって。
それは去年のことでした。
札幌の中心部で働いていた僕は、一昨年のある日の飲み会の帰りに
ふと立ち寄った店がありました。
すすきののはずれの、一軒の路面店。
バーと言えばいいのか、カフェと言えばいいのか
とにかくこじんまりしていて清潔感があって
とっても居心地のいい場所でした。
マスターは60近かったのかな。それでも俺が憧れるようなダンディーな男で
これまた美人のママと夫婦でやっている小さなお店でした。
DonNouYのブログではたまに書いていたんだけど
その頃まだオープンしたてだったんです。
初めて立ち寄ったその日にマスター夫妻と仲良くなり
それからは足しげく通う店に。
そう、生まれて始めての「行きつけの店」。
顔を出すたびにマスターとママはいつも笑顔で迎えてくれました。
そしてそのたびに俺はすごく嬉しかった。
初めての常連さん♪なんて呼んでくれてね。
その日あったことや将来の夢など
いっちょまえに酒をくゆらせながら、いつも話していました。
琥珀色のウイスキーがクリプトン球に照らされて美しくて
ママの手料理もすごいうまくて。
マスターは笑顔で黙っていつまでも話を聞いてくれてました。
そのうち閉店までいて、それからマスターとママと
真夜中に飯食いにつれてってもらったり。
「ママの料理でもう腹いっぱいだよ」って言ってんのに
マスターは「いいから付き合ってよ」って。
楽しかったな。
すすきのの外れの静かな場所。
喧騒なすすきのの雰囲気にはいつまでたってもなじめない俺にとって
いつしかそこは心のよりどころになっていたんです。
その店さえあればよかった。
つらいことも悩みも、すべて忘れさせてくれる場所。
そこで知り合った人もいるし、たくさんの思い出の詰まった店。
けれど、ある日のこと。
友人からのメール。
「店、閉じたよ」
俺はよく理解できませんでした。その内容を。
だって数日前まで俺をやさしく迎えてくれてたのに
急にそんなことあるわけがないですよ。
でもそのときハッとしました。
数日前、俺が最後に立ち寄った日、ママはなぜか俺と目を合わせなかった気がしていました。
疲れてんのかな、くらいにしか思ってなかった俺。
そして引っかかる言葉。
「だいちゃんに会えてよかったよ」
なしたの?なーに言ってんの。って返したっけ。
翌日引越しを控えていた俺はその日足早に
「また来るねーん」って店を後にしてました。
何にも知らずに。
実はその日で最後だったそうです。
俺が訪ねた日、もうそれは決まっていたようで。
マスターは俺に言えなかったと、後になって友人から聞きました。
原因は詳しくは分かりませんが、売り上げに関することでしょう。
「どうして教えてくれなかったんだ」って
怒りにも似た感情が湧き上がってきましたが
逆なら俺でも言えなかっただろうなって、すぐに理解できました。
その後、俺は筆舌に尽くしがたいほどの後悔をしました。
なぜ気づいてあげられなかったんだろう。
なぜ俺の技術を、彼らのお店の収益に使ってあげられなかったんだろう。
何のためのデザインなんだろうって。
あんなにいろんなことをもらったのに。
俺が常々口にしている「人のために仕事がしたい」というのは
そんなとこからも来ているのです。
今、マスター夫妻がどこで何をしているのかはわかりません。
だけどまたいつか再会できる気がしています。
これは俺の独りよがりかもしれないけど
もしまた札幌でお店をやってくれたら嬉しいです。
彼らは俺にとっての最高のマスターとママなんですよね。
そしてそのときはたくさん恩返しをしたいな。
今でもそのお店があったテナントは空っぽ。
何度かその前を通ったんですが、中を覗くと
今まで過ごしてきた風景―――俺がカウンターにいて
マスターとママと楽しくしゃべっている―――そんな残像がはっきりと見えてしまい
涙が出そうになります。
胸が締め付けられるとはこのことですね。
もう半年近く経ちますが、今でも
「ありがとう」と「ごめんなさい」が心を取り巻いています。
ちょっとしんみりな内容になってしまいましたが
そんなこんなでお酒を飲むときは必ず思い出すのでした。
今では違う居酒屋で
「とりあえずビール!」って頼んで
「うめーっ」って笑って
少しだけ心で泣いて―――。
だからこそ。
今できることを、めいっぱいの愛をもって。
ありがたい教訓です。
マスター、ママ、お店で知り合った人たち
元気にしてますか?
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