CNNは10月8日の記事で、米国のアトランタに本社があるスペースワークス社が、
米国航空宇宙局(NASA)の助成を受けて、近い将来想定される火星への有人飛行中、
乗組員を人工的な冬眠状態とする研究を開始したと報じました。
冬眠は無代謝状態ではありませんが、現代医学でも低温療法として用いられる現実的な技術の延長上にあり、
低代謝状態の生体を維持するコンセプトはクライオニクス研究に直結するものです。
研究はNIACフェローも勤めるブラッドフォード博士によって指揮され、
実際の冬眠動物における基礎代謝制御をベースに行われる予定ですが、
冬眠状態のまま宇宙旅行をするというSF映画のような世界が、NASAの援助を受け、
研究を進めることに大きな意味があります。
原報はJ.E. Bradford et al. Torpor inducing
transfer habitat for human stasis to Mars. SpaceWorks News February, 2014。NASAの広報でも見れます。




