ダイエットが続かないとか、
夢や目標に挫折しやすいとか、
始めた時は本気だったのに
いつの間にかどうでも良くなってたとか、
…そんな経験をした事があれば、
本能に逆らえなかった可能性が高いです。
『本能』には意思がありません。
でも、生きるために必要な働きをします。
本能は生命危機に敏感なので、
ダイエットで体重が急に減ると、
元に戻そうと働きかけます。
それがリバウンドと呼ばれる現象です。
本能は、今が生きるのに最適と判断すると、
生きるために今を維持します。
自分では死にたいぐらい辛い時でも、
本能が死を選ぶ事はありません。
あくまでも生きたがります。
死ぬ勇気が持てない人は、
単純に本能に逆らえないだけです。
本能に逆らえる時は、
本気で死を覚悟出来るぐらい
かなり強い意思を持った時です。
ダイエットに成功してる人は
この本気で本能に逆らえたからです。
ただし、この本気も生命危機に
関わる事があるので、
本気が続かない原因も本能にあります。
本気の『気』は、気持ちや気力から
来てますが、コレは魂を削る可能性があります。
アスリートで短命の人が多いのは、
若い時に体を酷使し過ぎた…と言われますが、
たぶん魂も削っていたと思います。
本能は基本的に生きたがりです。
生きるためには本気にさせないこと…
本能にそう思われたら、自殺する勇気が
持てないのと同じで、本気の気持ちが
無意識に削がれてしまいます。
ちなみにストレスによる病気も本能の仕組みです。
人間は辛抱は1年以上耐えられるけど、
我慢は最大で210日が限界です。
我慢に絶えずに体を休ませようとして、
病気と言う形をとってます。
この210日はダイエットにも有効です。
停滞期やリバウンドの作用も、
210日を過ぎると本能は
『今がベストな状態だ』と、
本能が変化に対応するリセットの
期間も210日なのです。
本能には意志も感情も無いので
そこはブレ無いのですが、
意志も感情も無いので勘違いを
する事もあります。
1年ぐらい我慢してるのに
ストレスの病気にならない時は、
本能に我慢ではなく辛抱だと
判断されてる場合があります。
夢や目標に挫折しやすいのも、
我慢と辛抱を勘違いして、
諦めさせるように仕向けてます。
辛抱と我慢の違いは、
辛抱は自分の意思で辛い事を行います。
コレを乗り越えれば良いことがある…
そんな希望があってこそ
自ら辛い事に挑めます。
我慢は、自分意志とは関係状態で
発生する辛い事です。
モラルや秩序や人間関係など、
外部が原因で辛くなる事です。
本能には辛い気持ちの発生が
内部か外部か判断は出来ません。
意思と感情が無いので。
辛いと言う感情と行動の中で、
生命危機を感じたら我慢。
生命危機を感じない時は辛抱。
本能の判断は生きるための要素のみです。
夢のためでも無理をし過ぎると
我慢と判断されると思われます。
外部からの辛い事でも生命危機を
感じないと辛抱と判断されるみたいです。
例えば耐久レースとかで
48時間一睡もしなくても平気だったり、
断食で一ヶ月ぐらい水だけで過ごしたり、
一時的な状況や環境で本能に
逆らう事は可能です。
辛抱と本気のバランスが良ければの話です。
ダイエットでもリバウンドをしない
方法は存在します。
1ヶ月の体重の減り方が
自分の体重の3%未満以下であること。
コレを守ればリバウンドはしません。
コレを読むと都合の悪い事を
本能のせいにして逃げてる…と、
感じるかもしれませんが、
原因が解る事で、対策や工夫を
考える事が出来ます。
基本的に本能には逆らえないけど、
一時的なら逆らえたりします。
現状を210日以上維持することで、
本能の『今がベスト』と言うリセットも
逆に利用できてくるでしょう。
人間は、何かに挑戦する理由よりも、
やらない理由を見つけるのが得意です。
『もう、歳だから無理だよ。若さには勝てない』
『私の性格には向いてないから出来ないよ』
『時間があればやりたいけど、暇が無いよ』
人間は意思と感情で考える生き物なので、
言い訳を自由に作れます。
でも、本能に振り回されて
逃げるつもりも無いのに逃げてるのは、
勿体ない気がします。