確定申告の準備をしていたら久しぶりに気持ちが落ち込んできました。


ダウン系の話を書いてみようと始めたはいいものの、ひとくさり書いてしまったら溜飲が下がってしまい、続きを書くモチベーションが上がらなくなっていました。
PCアプリを自作したり、趣味のゲームのことで相談を受けて世話役みたいなことをしていると、生活のことをすっかり忘れてしまうのです。
真剣に悩めるのも才能のひとつなのだとしみじみ思います。
”意志”とは悩みつづけることを言うのだと思います。
”決意”とは悩みを認めることなのだと思います。
結果を出せるのはきっと悩み続けられる人です。
私にはそんな才能もないんだなぁと落ち込むものの、落ち込み続けることさえままなりません。


最初は24時間くらいで作れるだろうと思っていたPCアプリでしたが、UIに凝りだしたらC#の深淵に触ってしまい、気が付いたら2か月ほどかかってしまいました。
それっぽいものができたので、公開しようと思い、Vectorに登録の手続きをしたのですが、同名の人がもうアカウントを持っていると言ってはじかれました。
知ってます、それは私です。
もう10年も前にWindows95用のアプリを作ってアップしたまま放置していました。
パスワードはおろかアカウントさえ紛失していたので面倒くさいやりとりをしてアカウントが復帰するまでひと月かかってしまいましたが、アップすることができました。

昔アップしたアプリはいつの間にか2本合わせて40万回ほどダウンロードされていたのは軽く笑いました。
今ではもっと高度なフリーウェアが山ほど出ていますから競合などできませんが、当時は今ほどアプリ製作者はいませんでしたし、わりと隙間をついたいいアプリだったようです。
そういえば雑誌やまとめサイトに登録したい旨の連絡は何件か受けましたから、そこらへんが利いたんでしょうね。
当時はそれが当たり前なんだと思っていました。
これもまた一つの、私が拾い落したチャンスだったんでしょうか。


現状は何一つ改善していません。
こぞうの通う市立の学校は馬鹿高い月謝に加えてやれ合宿だやれTOEFLだと面白い企画を次々立てて来るので、月の出費は6ケタに迫ります。
緊縮財政にシフトしたとたん洗濯機が壊れて、車が車検になって、暖炉が会陰ヘルニアとかいう病気で一週間入院する手術を受けて、結局いつも以上の出費が重なっています。


そして、ひめとこぞうは北海道のスキーリゾートホテルでバカンス中です。
そして、ひめとこぞうは北海道のスキーリゾートホテルでバカンス中です。

大事なことなので2回言いました。


去年は正月に里帰りして、春に里帰りして、夏に里帰りしたあたりでさすがに納得してくれるかとおもったらすぐに青木湖に一泊旅行。
これで終わりかなと思ったら年末に里帰りからのスキーリゾート。
年明けに、カード使うのはやめてくださいとお願いしたので、さすがに今回は飛行機や空港の外食をカードで払うことはしないだろうと信じていますが、自分のバイトで稼いだ金を使う分には止められません。というか豪勢な旅行とはいえたかだか数十万。現状解決するには一桁足りないので、目くじら立てることもないかと。

現状説明できることは説明しきったつもりなので流石にこれで理解してくれたと思いたいのですが、これでまた春に旅行とか言い出したら正直もう打つ手がありません。
こぞうは中学生になっても基本馬鹿なので、ママはお金持ち、おやじは貧乏人だと思っているようです。
ママはお金持ちなんじゃなくてお金持ちのお金のお金の使い方ができるだけなんだよ。


きっと某所から忠告が来ると思うので、事前に言っておきます。
まずは収入に見合ったライフスタイルを作るのが最初の一歩。
はい、わかってます。当たり前です。
でも、それはできません。私は彼女をコントロールする気がありませんから。
だから私のせいなんです。
私が今不安に思っているのは、私が破たんした時に彼女がちゃんと迷惑が掛からないところまで逃げられるかどうかだけです。


さて、確定申告の為に収支の数字を集めて、改めて現状の悪さに気持ちが悪くなりました。
収入は半減したと思っていたのですが、実は最盛期の1/3でした。
前職と比べても半分。
これで同じような暮らしをしていたら生きていけるわけないですね。
今の会社で働き続けるのは、ゆっくり自殺するのと同じです。
私なんでこの会社で働いてるんだっけ、と、改めて首をかしげたくなりました。
いいえ、理由はわかってます。他に誰も雇ってくれなかったからです。

目前の金を勘定するなら前の会社にいた方がはるかにマシだったことになります。

事実、歩合給にするぞと脅された時にこれはチャンスだと思えば、頑張って収入を上げることだってできたはずでした。
会社の根幹が不安定だから、気にくわない奴がいるからと言い訳を付けていましたが、実際は自分の働きが金に換算されることが怖かったからなんだと今では思っています。
可能性を時間いくらで削り取られているだけの今の会社で心安らかに仕事をしていられるのは、売り上げが立たない仕事を黙々とさせてくれているからです。
利益にならないことしかしていませんから、給料上げてくれなんて言ったら笑われます。
それでも、結果を出さないと給料が出ない会社より、結果が0でも給料をくれる会社の方が、自分にとっては得に思えています。


結論、私は資本主義社会の不適合者です。