普段、休日はバトスピのショップバトルでびっちりなのですが、連休中の休日、19日は近所でまったく試合がありませんでした
空いている休みは基本じいちゃんの見舞いに充てているのですが、その日はデイサービスなので来訪無用というばあちゃんからのお達し
妙に効率主義なのは私の家の特徴です


というわけでぽっかり空いた空白の一日、前から行こう行こうといっていた高尾山登山に挑戦してきました
ご存知の通りうちのこぞうには我慢というものが根本的に欠けています
子供に我慢を教えるなら登山が一番らしいよ、といわれて前々から気になっていたのです

あちこち声をかけてけいごが参加することになりました

朝6時、けいごを迎えに行って車で出発しました
八王子インターの向こうだと思っていたのですが、カーナビは橋本から側路を指示、小一時間で京王高尾山口駅に到着しました
山道を通るわけでもなく、思ったよりずっと身近でした


周囲にはがっちり登山装備をした人たちがちらほら見えます
ぴっちぴちのタイツ、がつっりした山靴
一応家族には一番はき慣れた靴と厚めの靴下をはかせていますが、我が家の装備はいかにも貧弱に見えます。俺たち山を甘く見たのか?

車から暖炉を降ろすときも言い知れない罪悪感に苛まれました
山に犬を連れて行くとかありえない、みたいな書き込みがネットにたくさん見られた、というのがひめ情報
でも、ロングウォークするのに暖炉留守番とか、そっちのほうがかわいそうだと思ったので、つれて来てしまいました


たくさんあるコースの中から稲荷山コースを選択、わき道がすくないので万が一こぞうとはぐれても被害が少なそうだったので

上り始めて2分で後悔しました
すっごい急な土階段、きつい
これが90分続いたらたぶん死にます
上着を早々に脱いで腰に巻き、無言で黙々と先に進みます
ゴールを知らない暖炉にペース配分などありませんので、ぐいぐい先に進みます
こいつが途中でバテたらどうしよう…と考えると恐ろしくなるので考えないことにしました


こぞうはぶいぶい文句を言っています
それでも上り始めてしまったら座り込むとか戻るとかの勇気はないようです
けいごをつれてきたのが功を奏して途中から二人で競争が始まり、親を置き去りにして、休憩場所をすっとばして先走り始めました

途中、二股に分かれたところでけいごが一人ぽつんと待っていました
「ようすけがどっちにいったかわからない」
一方は明らかに登り、一方は明らかにくだりなのですが、私はこぞうが頭を使って判断をしたとは想定できませんでした
明らかな登り道から下ってきた人に、小学生と会いませんでしたか?と聞いたら、見たと言われたので、けいごを先に行かせてひめを待ちました
聞いたその人は魂が抜けたみたいで正直不安だったんですが、もうどうにでもなれといったかんじでした


ひめが来たのは5分も後でした
こちらもまた魂が口から抜け出たような感じ、基本アウトドア向けの人ではないのです
「こぞうは馬鹿じゃないから登ったに決まってる」
そういったきり電池が切れて座り込んでしまったひめを置いて登り道を進みました

その先の分岐は明らかに山頂行きと迂回路がわかったので疑いなく直進、最後の急階段を登るとそこは頂上でした

入り口に書いてあったとおりほぼほぼ90分で到着できたようです
頂上は小さな広場になっていて、トイレと200円の自動販売機と富士山が見える展望台になっていました
幸い暖炉にへばったようすは微塵もありませんでした
こぞうとけいごはここでおにぎり、お菓子を食べながら待っていました
おっかけっこをしたりして、普段とまったく変わらず
目に見えて体力が削れたようにも見えませんでした
忍耐力をつけるにはコースが短すぎたみたいです


帰りは6号コース
途中、道っていうより川なところがあってびびりました
この調子でずーっと川だったらどうなるんだろう
こぞうはひたすらさわがにを探してまったく進む気配がないし
登ってくる人と暖炉のすれ違いが大変

下り始めたのは9時過ぎ、登山客が増えてきてのでしょう
登りのときはほとんど気にならなかったすれ違いが頻繁に起こっていちいち大変です
若いおねえちゃんや子供を含んだ団体さんが多く、隅っこに非難して10人以上やり過ごすこともざらです
パンプスで来てるおねえちゃんとかはさすがに可愛そう


すれ違いも多様です
意外と多かったのは暖炉を見て「カワイイ!」と言ってほめてくれる人、でもやっぱり逃げる子供やびっくりするおばあさんもたくさんいるわけで、山道で足を踏み外したら大変ですからえらく気を使いました
暖炉的には楽しそうに最後まであるいてくれましたが、次またつれてくるかは微妙
もっと全体的に広い道はないのかしら

車にたどり着いたのは12時ごろでした
帰り道のほうが寄り道した分時間がかかってしまいました

けいごはこの後、トリックアート博物館に行く気満々だったのですが、日が照ってきたので暖炉をつないでおくところがないから、という理由で強制的に帰途に着きました
いつもは車に乗るとがうがう文句を言う暖炉ですが、今回ばかりはおとなしく寝ていたようです

特に混雑もなく小一時間で帰宅、こぞうたちは元気に遊びに行ってしまいました
私は暖炉と風呂に入ってシャンプーした後ダウン、夕方まで寝ていました
久しぶりの昼寝は最高でした