ここしばらくブログ更新が滞っていたので、もう1ネタで水増しボリュームを増やすことにしましょう。
「どうせまーた長期放置するんでしょ?」と言ってるそこのあなた!!!あなたですよあ!な!た!!!
今度こそはそう言わせねえ!!!!
とか言って自分でも長期放置しそうだなーって密かに思ってます、はい。
さて、今回のネタは、
「カンパニョーロのグループセット(コンポーネント)のグレード別の違い」のお話です。
まずは大きな違いから
現在、カンパニョーロのコンポはグレード別で5つあります。
・スーパーレコード
・レコード
・コーラス
・アテナ
・ヴェローチェ
上にいくほどグレードが高いです。当然値段もお高いです。
※前は「ケンタウル」というグレードがベローチェとアテナの間にあったのですが、2015年モデルをもってディスコンされました。
このグレードのおおまかな差は、
・ヴェローチェだけ10速、他は11速
・ヴェローチェ以外はEPS(電動変速)のグレードが用意されている
・アテナとヴェローチェは「パワートルク」「パワーシフト」という規格
・それ以上は「ウルトラトルク」「ウルトラシフト」
・コーラスからカーボンが使用される
ここらへんでしょうか。
わかりづらいと思う方へざっと説明すると、
「ヴェローチェは基本仲間はずれ、アテナはコーラスとヴェローチェの中間」
ということです。
(酷な解釈ですが、おおむね合ってます。それは後ほど)
さーて、その中身をちょいちょいと見ていきましょう。
グレード別で変速性能に大差はない・・・らしい
実は、カンパニョーロのコンポは基本的に
「グレードごとに大きく変速性能が異なることはない」
のだそうな。
例えばシマノなんかだと、ティアグラと105で変速性能に多少の違いが出たり、はたまたレバーの感触まで違ったりするわけですが、カンパだとそれがさほどない、といわれています。
(カンパのほうは多くのグレードを試乗したことないのでよくわかりませんが・・・)
しかしチェーンリングの造りの違いがパワートルク系とウルトラトルク系で違ってくるので、そのへんによるフロント変速の差は出てくるのかも・・・?
これに関しては乗ってない(まだつけられてない)のでわかってないです。
グレードアップによるアドバンテージ、それはやはり「軽量化」
他メーカーのコンポーネントにも言えることですが、グレードアップによる軽量化はやっぱり気になりますよね。
なお、カンパニョーロの最下位グレード「ヴェローチェ」をミドルグレードである「コーラス」に換装するとこうなります。
FD 98g→76g
RD 227g→183g
チェーン 2.39g/Link→2.24g/Link(108Linkの場合:258g→242g)
スプロケット 258g→230g
ブレーキ 325g→302g
BB 72g→46g
エルゴパワー 368g→350g
クランクセット 758g→683g
グループセット全体でいうと、2364g→2112gと、252gの軽量化が見込めます。
ざっというと、スプロケいっこ分の軽量化ですね。
「そんな大差ないじゃん」と思うかもしれませんが、自転車乗りにとっては結構永遠のテーマとなっている「軽量化」。
コンポーネントのアップグレードはそれにかなり貢献してくれます。
どこもかしこもカーボン
カンパニョーロのコンポーネントは、「アテナ」までは全部金属でできているのですが、「コーラス」からは一部にカーボンが使われ始めます。
代表的な部分としては、クランク・エルゴパワーのブレーキレバー、リアディレイラーの外装です。
さらに、レコードやスーパーレコードとなると、フロントディレイラーのアウターケージや、リアディレイラーのプーリーケージにまでカーボンが使われます。
なお、フロントディレイラーのアウターケージに関しては「曲がる」「すぐ破損する」などあまり良くない噂を聞きます。
性能や耐久性の低下を避けるために一部プロチームではFDに「コーラス」を使用しています。
(某新宿の大手自転車店に展示してある新城幸也選手の車両は機械式レコード+コーラスFDでした)
確かにカーボンの見栄えはいいのですが、性能・耐久性ダウンにつながるような部分はなるべく避けていただきたい・・・と個人的に思うのでした。
第1章総評
いかがでしたでしょうか。
まとめとしては、
「変速性能に大差はない(らしい)」
「グレードあげたほうが軽くなるよ!」
「コーラスからはカーボンめっちゃ使うようになるよ!!」
って感じです。
ブレーキやクランクセットに関しては長くなりそうなので、続きでじっくり説くことにします。
(本当は実走して違いを確かめたいのですが、そうはいかず・・・)
というわけで、またたらたらと書き連ねていきます。お楽しみに!!