ごく一部分だけの攻撃性

マルチーズとプードルのハーフ犬、通称マルプーのアローネくん。見た目はほとんどプードルで、けっこう大柄なおとこのこ。わんぱく感が満載です。

アローネくんはとてもおだやかです。ところが、特定のごく一部のことだけ、攻撃的になるらしいです。

特定のごく一部のことだけ攻撃的になるワンちゃんは、とくに珍しいというわけでもなく、まあまあいます。たとえば、ものすごくおだやかなワンちゃんだけど、爪切りのときだけ攻撃的になるワンちゃんもいたりするし、爪切りのときに攻撃的になっていても、爪切りが終ればすぐにおだやかになったりします。だから、そのときだけ攻撃的になっているだけであって、ふだんはとてもおだやかだったりします。ある意味、爪切りをしなければ攻撃性が出てこないとも言えたりするわけです。

攻撃性って、野生で生きていくには必要なことかもしれないけれど、人間と一緒に生きていくには必要がないことだし、攻撃性がなくなってきたから、だから人間と一緒に生活が出来るようになった、とも言えるわけです。だから、攻撃性って、なるべく出させたくないところです。

攻撃性を出させないようにするには、攻撃的になることはしないようにすればいいし、爪切りのときに攻撃的になるようなら、「爪はそんなに伸びていないし、わざわざ爪を切らなくてもいいんじゃない？」みたいな感じで、爪を切らなくてもいいような気もします。攻撃的にさせないようにしていると、ある意味、犬に嫌な思いをさせていないと言うことにもなるので、そうなると、結果的に攻撃性がなくなってくることだってあります。

さいきんだと、歯をむき出してムキーって攻撃的になっているワンちゃんをおもしろおかしくSNSに載せてたりすることがありますが、いくら咬むところまでいかなくても、ああいうのも本当のところはやらないほうがよかったりします。そのうち実際に咬むようになることだってあるのですから。