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ジェームスのブログ

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酒が飲みたくなる……

とは
言っても 中毒になってるのではない

たまに
からだが 欲しがる……


ビール 焼酎 苦手だ!

それは
そこらのよれた親父が
つまらない愚痴や
上司や同僚の陰口を叩く為に飲まれているからだ……


いつもは
アルコール度の高い物を
口にする………

お気に入りは
シャルトルージュだ

ハーブのリキュール
これのロックは最高だ!
その香りからは
想像が出来ない程の
アルコール度数


だけど
今夜は
ウンダーベルグ!
小さな最強と呼ばれる酒

手の平サイズのボトルは
紙に巻かれていて
小生意気な感じがいい

世界43ヶ国の40種類からのハーブから作られた
スピッツだ
ドイツの酒で食後酒として愛されている……

まー確かに アルコール度数44%もあれば
腐った物食べても
殺菌出来るな……


グラスの 怪しい色のカクテルは
最強の酒
スピリタス ベースだ……
グレープフルーツとメロンのリキュールを少し入れ
ライムを絞りこんだ
口当たりはサッパリ
どこか甘味がある……

でも
ベースはスピリタス
アルコール度数は96%
ナメてかかると
一杯目で 飛ぶ代物!



酒って
アルコールに酔うのじゅなく
その歴史や言われに
酔うのが


楽しいんだよ………。



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まだ
繁華街を 歩き廻って
大人ぶってた頃……

回転ドアのある
このバーが気になっていた……



入り口で
タバコを足でもみ消して
ドアを回して入る
スーツ男……

派手な女性と腕を組んできた男も
その腕を外し
ドアを回して入る……


本物の大人が
そのドアを回して
中に入っていってた……



通りを挟んで
うっすら明かりがもれる その回転ドアのバーを
眺めていた……




辺りの店は
明るく綺麗になった今


その
回転ドアを回した


アメリカのテキサスを思わせる店内


長いカウンターの端に座る

タバコのヤニだらけの壁は外された額の跡だけ
白い…

カウンターも角が擦り減っている

時間を感じる……




バーテンに
ロックを頼んだ……

一度は唇につけ味を楽しむが
後は
指で ロックアイス回す……

話しに夢中になり
火付けたタバコは そのまま
灰になっている……









話したい事が
話せる
店……
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二人でここに
南京錠をカケに来たのは
波が荒れ
激しく海風に吹かれてた
冬の夜中
だった………


灯台の立入禁止のフェンスに
願いを書いた南京錠を施錠すると
願いが叶うと
言われている……


二人で
南京錠を見た

二人の名前と
『素敵な出会いをありがとう…2011/1/10』と


あの時は
風と寒さ暗闇で
彼女は文字までは読んでなかった……

潮風でうっすら錆が着いた南京錠を
彼女はハンカチで拭いて
読んだ……


「本当に 素敵な出会いだね…」


繋いでいた手に少し
力が入るのを感じた……



夕日が沈むまで
ここから 離れたくなかった……