みなさんﾟ*｡(ｏ'∀')b｡*ﾟこんにちは♪
今回は「家庭教師ヒットマンＲＥＢＯＲＮ」の小説です。
長いものを何十回に分けるのではなく，５回位で書こうかなっ・・・と。
たぶんできませんが( ´ﾟωﾟ｀):;*.':;ﾌﾞｯ
今回の小説の主役は「山本武」ですっﾜﾁｮ――ヽ(･∀･)ﾉ――ｲ♪
それではﾄﾞｩｿﾞ♪(っ'ω')っ))
家庭教師ヒットマンＲＥＢＯＲＮ 小説
「情けと殺意」 第一章
イタリア カステ・デ・モンテ城
丘の上にぽつんと立つ孤独で美しい城。
それを引き立てるように薄く輝く太陽。
これ以上美しいものは無いといっても過言ではないほどに素晴らしい。
だが。
「その美しさゆえに，汚れも計り知れない」
カステ・デ・モンテ城 裏門
「ヒヒヒ，親方。今度はこの城から，財産をがっぽりいただいちまいましょうぜ。」
「そうだな。」
「親方，緊張してますか？」
「あぁ。ついに我等Brigata di ladro di fantasma（怪盗旅団）が，このような大規模の城に
盗みに入るとなるとな。」
「この城は，戦争の城ではなく，客をもてなすための城ですから，楽にいきますぜ。」
「そうだな。気楽にチャチャっといってしまおう。」
カステ・デ・モンテ城 大広間
そこは，誰もが仰天する所だった。
真ん中には墓石が置かれているが，墓場とは思えぬほどに整理されている。
「・・・・・。」
何より驚くのは，早朝にもかかわらず，人がいることだ。
「親父，元気にしてるか。」
その男は，墓石に向かって話しかける。
「親父，今日は大仕事だ。」
「見ててくれよな，親父。」
その男は，たった三言言葉を添えると，礼をし，立ち去ろうとする。
ササササ・・・。
「誰だっ！」
「・・・・・・。」
「親方，ばれてますぜ。」
「人がいるのは想定外だが，我等に抜かりはない。銃を構えて突撃だ。」
「了解しました，親方。」
下っ端は，銃を構える。銃弾を入れようとしたその時。
「そこだな。」
スピィ――――――――――ン
ストトトトン。
「なにぃっ！？」
下っ端が構えた拳銃は，キュウリが切られたかのように綺麗に切られてしまった。
「盗みはいけないぜ。」
「んぐっ。」
「貰ったぁぁぁっ！！！」
怪盗旅団の親方が，銃を撃つ。
「殺しはしない・・・。時雨蒼燕流 九ノ型」
その声とともに，男は姿を消す。
「拳銃の弾が，かわされただとっ！」
「親方っ！後ろだっ！！」
「われらに抜かりはないっ！」
親方の左手が曲がる。どうやら義手のようだ。
スゥ―――――ン
「姿が透けただとっ！」
「時雨蒼燕流 九ノ型 うつし雨！」
男は，同様を隠せない親方に，剣を振り下ろす。あえて，体に向けないで。
ニッ
親方の口元が笑い出す。
「！？」
親方は，右手から剣を出す。
「・・・剣士っ！」
さすがに動揺を隠せない剣使い。
親方が，剣使いに剣を振り下ろそうとしたが・・・止めた。
親方がしゃべりだす。
「ヴぉぉぉぉい・・・。」
「貴様ぁっ！なんだその甘さはぁぁ！」
その声を聞くと，剣使いの口元に笑みが宿る。
「スクアーロ！」
「ミルフィオーレとの戦争前に，迎えに来たが・・・。そのやり方じゃ殺られるぞぉっ！」
「やつらには手加減するつもりはねぇさ。ただ，怪盗とミルフィオーレは別だ。」
「ったく，お前にはあきれるぞぉ。」
墓石に向かって話しかけていた男。彼の名は山本武。
怪盗の親方を装っていた男。彼の名はＳ・スクアーロ。
彼らはこれから，「ミルフィオーレファミリー」という巨大マフィアと戦争をするのだ。
世界の平和をかけて。
彼らは戦いに出向きにいくのであった。
第一章「完」
今回は「家庭教師ヒットマンＲＥＢＯＲＮ」の小説です。
長いものを何十回に分けるのではなく，５回位で書こうかなっ・・・と。
たぶんできませんが( ´ﾟωﾟ｀):;*.':;ﾌﾞｯ
今回の小説の主役は「山本武」ですっﾜﾁｮ――ヽ(･∀･)ﾉ――ｲ♪
それではﾄﾞｩｿﾞ♪(っ'ω')っ))
家庭教師ヒットマンＲＥＢＯＲＮ 小説
「情けと殺意」 第一章
イタリア カステ・デ・モンテ城
丘の上にぽつんと立つ孤独で美しい城。
それを引き立てるように薄く輝く太陽。
これ以上美しいものは無いといっても過言ではないほどに素晴らしい。
だが。
「その美しさゆえに，汚れも計り知れない」
カステ・デ・モンテ城 裏門
「ヒヒヒ，親方。今度はこの城から，財産をがっぽりいただいちまいましょうぜ。」
「そうだな。」
「親方，緊張してますか？」
「あぁ。ついに我等Brigata di ladro di fantasma（怪盗旅団）が，このような大規模の城に
盗みに入るとなるとな。」
「この城は，戦争の城ではなく，客をもてなすための城ですから，楽にいきますぜ。」
「そうだな。気楽にチャチャっといってしまおう。」
カステ・デ・モンテ城 大広間
そこは，誰もが仰天する所だった。
真ん中には墓石が置かれているが，墓場とは思えぬほどに整理されている。
「・・・・・。」
何より驚くのは，早朝にもかかわらず，人がいることだ。
「親父，元気にしてるか。」
その男は，墓石に向かって話しかける。
「親父，今日は大仕事だ。」
「見ててくれよな，親父。」
その男は，たった三言言葉を添えると，礼をし，立ち去ろうとする。
ササササ・・・。
「誰だっ！」
「・・・・・・。」
「親方，ばれてますぜ。」
「人がいるのは想定外だが，我等に抜かりはない。銃を構えて突撃だ。」
「了解しました，親方。」
下っ端は，銃を構える。銃弾を入れようとしたその時。
「そこだな。」
スピィ――――――――――ン
ストトトトン。
「なにぃっ！？」
下っ端が構えた拳銃は，キュウリが切られたかのように綺麗に切られてしまった。
「盗みはいけないぜ。」
「んぐっ。」
「貰ったぁぁぁっ！！！」
怪盗旅団の親方が，銃を撃つ。
「殺しはしない・・・。時雨蒼燕流 九ノ型」
その声とともに，男は姿を消す。
「拳銃の弾が，かわされただとっ！」
「親方っ！後ろだっ！！」
「われらに抜かりはないっ！」
親方の左手が曲がる。どうやら義手のようだ。
スゥ―――――ン
「姿が透けただとっ！」
「時雨蒼燕流 九ノ型 うつし雨！」
男は，同様を隠せない親方に，剣を振り下ろす。あえて，体に向けないで。
ニッ
親方の口元が笑い出す。
「！？」
親方は，右手から剣を出す。
「・・・剣士っ！」
さすがに動揺を隠せない剣使い。
親方が，剣使いに剣を振り下ろそうとしたが・・・止めた。
親方がしゃべりだす。
「ヴぉぉぉぉい・・・。」
「貴様ぁっ！なんだその甘さはぁぁ！」
その声を聞くと，剣使いの口元に笑みが宿る。
「スクアーロ！」
「ミルフィオーレとの戦争前に，迎えに来たが・・・。そのやり方じゃ殺られるぞぉっ！」
「やつらには手加減するつもりはねぇさ。ただ，怪盗とミルフィオーレは別だ。」
「ったく，お前にはあきれるぞぉ。」
墓石に向かって話しかけていた男。彼の名は山本武。
怪盗の親方を装っていた男。彼の名はＳ・スクアーロ。
彼らはこれから，「ミルフィオーレファミリー」という巨大マフィアと戦争をするのだ。
世界の平和をかけて。
彼らは戦いに出向きにいくのであった。
第一章「完」
