痛風
定義
痛風は高尿酸値症を背景とし、代謝性疾患に分類されます。
症状
痛風発作により関節に激痛が走ります。その痛みは陣痛に匹敵すると言われます。
患部はひどく腫れ上がり、その有様はクリームパンのようだと表現されています。
好発部位は足の親指です。割合は男性では70%、女性では50%となっています。
基本的に単一の関節に発症しますが、患者全体の3%は複数の関節に同時多発します。
単一の場合でも治った先から次々と別の関節に転移していくことが珍しくありません。
初発作だと1日~3日で快癒するのが一般ですが数ヶ月~半年ほどかかることもあります。
発作を繰り返す度に頻度は増えていき、快癒にかかる時間は長くなっていきます。
慢性化すると痛風結節と呼ばれるコブや痛風腎と呼ばれる腎不全が併発しやすくなります。
診断
痛風は他の関節炎と誤診しやすいので医者の診断が必要です。
何科に行けばいいか迷いがちですが痛風外来を受診すれば間違いありません。
痛風外来がない病院ではリウマチ科もしくは内科が無難です。
整形外科でも診断は可能ですが不正確な薬の処方をされることがあります。
原因
痛風発作は関節に蓄積した尿酸塩結晶がはがれ落ちた時に発症します。
尿酸塩結晶を異物だと判断した白血球が炎症誘発物質を放出するからです。
運動、捻挫、打撲によって尿酸塩結晶の剥離するケースがよく見かけれます。
治療
前兆が起きたらコルヒチンを服用して発作を回避します。
コルヒチンは毒性が強くひどい下痢を起こすので1日1錠が限度です。
回避に失敗した場合は痛み止めとして非ステロイド系炎症薬を服用します。
病院で処方されるボルタレンが最も良く効きますが、
病院に行けない状況ならドラックストアでロキソニンを購入します。
バファリンなどのアスピリン系は逆に悪化するのでタブーです。
尿酸コントロール薬は発作が完全に治まった2週間後から服用します。
発作中に服用を開始すると尿酸塩結晶の剥離が進んで症状が悪化します。
服用は最低量から始め、3ヵ月から6ヶ月かけて徐々に増やしていきます。
万が一発作中に服用してしまった場合は中原則断せずそのまま続行します。
中断すると尿酸値が再び急上昇してさらに症状が悪化するからです。
尿酸排泄促進薬を服用する際は酸性尿改善薬の併用が推奨されています。
尿中の尿酸濃度が高まると結石ができやすくなるためです。
酸性の尿酸はアルアリ性の液体に溶けやすくなるので、
酸性尿をアルカリ尿にすると結石の予防になります。
酸性尿改善薬には重曹もしくはクエン酸(ウラリット)があります。
参考 : 痛風ウィキペディア
