DCR渋谷 院長の新ブログ 50音日記

DCR渋谷 院長の新ブログ 50音日記

なんとなく、ただ何となく
50音順で何かを書いていきます

不定期更新
人知れず書きます

Amebaでブログを始めよう!
「せ」の続き

「そ」

『それが優しさだとわかるにはまだ僕は幼すぎた』

小学四年生の頃のセンスの無い担任により行われた席替え

次の日にクラスの掲示板に席順が貼り出された


大方の予想どうりクラスで一番の男女が席を並べ
カップリングが成立している
一番は一番同士
二番は二番同士

なんというか
これでもかって言うくらいベタな結果である
さすが小学生
このあたり
なんてゆうか奥行きがない

僕の隣にはYちゃん
滑り止め合格といった感じの結果である

僕のなかでは当然というかなんか残念であったり少し嬉しいような
微妙な当たり

自分で選んだ道なれど、なんだか釈然としないこの思い


僕の隣に座るYちゃんは少し照れ臭そうに見える

やはり何となく顔が好みではない

大人になれば世の中はこんな恋愛ばかりだというのに…
まだ子供だった僕にはそんなことが気に入らず

こんな事なら全然よく知らないゆきずりの女子とよろしくやった方がましだ

とすら思い

何だか彼女に冷たく接してしまった

そして一番好きだった女の子の席がどうなったかが気になりヤキモキしていた

『一番好きな人が自分の事を一番好きでいてくれる』
当たり前すぎてそれができる人はほんの一握り

そんな事実を僕は肌で体験していた

そんな冷めた空気を察したのか、Yちゃんは僕にこう言った

『あたし、原くんの名前書いて無いのに…』

「えっ!?俺…書いたけど」

『あたしは書いてないよ』

ぬぉぉぉ!!!NO--------------------------!!!!!!!!

ショックである

堂本光一のエンドレスショックよりエンドレスショックである

恥ずかしさと気まずさで気が狂いそうであった

ツラい!ツラすぎる!

誰にも必要とされてない孤独感
同時に2人に振られたみたいな屈辱感しかも望まない形でだ

今思えば、
でもしょうがないじゃない!だってあんた、ちんちくりんだもの

と思えるが

9歳の僕は勿論そんな度量は持ち合わせてない

何だか卑屈な気持ちになり、黙り込んでしまった

そんな僕をみたYちゃんは
『ねぇ原くん、鉛筆交換しようよ』

「は?なんで?」

『いいから一本ちょうだい』
そういって彼女は僕の筆入れから汚い鉛筆を持っていき代わりにサンリオのキャラクターの書いてある鉛筆をくれた

今思うと彼女のこの行為は僕に対する優しさからくるものだということ

そんな間柄でも机並べてなんとかやっていきましょうという意味のこもった
なんとも大人びていて粋な優しい言葉だったのを
9歳のクソガキだった僕はわからなかった

あの娘今は何してるのかなー

「せ」

席替え

小学四年生の時にクラスで席替えをする事になった

四年生の時に担任になった先生は若く、何て言うか…
変にハツラツとしている
あまり空気の読めない感じの
大人になった今なら絶対友達にはならない
ちょっと残念なタイプの新任教師だった

その担任が「今配った紙に隣になりたい人(異性)を3人書きなさい、それを見て先生が席を決めます」
と、言い出した

ざわつく教室
そして皆、紙の前で長考に入る

こんなねるとんパーティー的な方式で10才にも満たない僕らの席は決められる事になった


やはり皆クラスで一番、二番人気あたりの男子や女子と隣になりたい

僕もクラスで一番と二番目に可愛い女の子あたりを流す

今で言うと前田敦子、大島優子あたり希望というところだろうか

問題は三番手、自分の中のNo.3である

ここで、僕は策を打つ

単純に三番目に好きな子を書くのでは倍率が高いし、相手が自分を希望してくれる可能性は低い

何しろ当時の僕は成長が遅く
とにかくチビでボウズ、ちんちくりんのマルコメ君タイプ
今で言うと芝居の出来ない鈴木福くんみたいな子供であった

当時でも多少の自覚はあったらしく

この三番目にはかなりグレードの落ちる地味なYさんという女の子を指名した

このYさん明るく賢い良い子なのだが
いかんせん顔に華がなく
クラスでもかなりの脇役をはっている娘だった

総選挙だったら20位前後くらいの名前の分からん奴って感じである

何故彼女を選んだかというと
実はこの娘、『僕の事が好きらしい』
という噂があったのだ

その筋に噂を聞いていた僕は滑り止め気分で彼女の名前を書いた


この辺が僕の性格を良く表している
嫌な子供である
9歳にしてこのチョイス


コンパで1番可愛い女の子にアタックせず
1番ヤレそうな女にいく
まさにそんな感じである

34歳になった今でも似たような選択をしそうで怖い

投票の次の日、席が発表になった


続く…
「す」

スキスキスー

「す」で何か書こうとおもったけど
細川ふみえのスキスキスーと鈴木雅之しか思い浮かばなかったので「スキスキスー」で

今の若者はこの歌を知らないのだろうか

ブログを書くにあたりYouTubeで検索してみた

いやー、懐かしい
そしてかなり痛々しいしょぼんなぜか全く女性と関わる事のなかった
中学生時代を思いだしたモテなかったなー

今、実家とかで発掘されたら間違いなく死にたくなるCDですな
世の中の男達がおっぱいにつられて何枚売れたのだろうか

YouTubeのコメント欄に「テクノポップをここまで歌い上げられるのは細川ふみえだけである」と絶賛している奴がいたのだが耳が腐っているとしか思えない

着信音としてはアリかなと思ってダウンロードしてみたらメロディーが頭に焼き付いて離れなくなった

スキスキスー スキスー スキスー♪
「し」

食物連鎖

「さ」からの続き
ザリガニを採ったじいさんを見て子供の頃の記憶が甦った

そうそう!この池はザリガニが超釣れる
3匹程採って帰ったら次の日には共食いして1匹に減っていたことがあったっけ
挙げ句に脱走して母親に超キレられたような…

それほどハングリーで活きの良いザリガニがいるのだ

そのザリガニを子供達はじゃんけんで取り合う

勝ったのはメダカを貰った男の子

メダカに続いてのダブルゲット!
『天下は我のもの』ばりのテンションで自慢しまくり喜んでいる
そしてメダカのいる水槽に入れる

そう、幼い彼は知らないザリガニはメダカを食べる

ザリガニにしたら餌に囲まれて入れ食い状態
ノリノリである

男の子はじいさんの元に戻りさらに何かをゲットしようと覗き混んでいる水槽には注意を払わず池を見ていると

空から黒い物体が飛んできた

カラスである

水槽の近くに着陸
クチバシを水槽の中に一突き
ザリガニをくわえて飛んで行ってしまった


子供は何が起きたのか理解出来ずボーゼンしていた

全てを失い食物連鎖を肌で体験した男の子は一つ大人になるんだろうな

この後じいさんは八つ当たりされてちょっと気の毒だったが…

それにしてもカラス
超クールだった…
賢いな~
「さ」

桜台公園

家の近所に桜台公園という公園がある

桜並木に囲まれていて
真ん中に大きな池があり、さらには広いグランドのような広場と小さい丘にのような芝生がある
とても綺麗な公園だ

春になるとお花見する人たちが集まり、夜になるとカップルがイチャイチャする

地元の公園なので僕もよく行ったものだ
高校時代はこの公園に友達と夜中たむろしていて警官に職務質問されたり
サッカーしたり

花火したり

ヤンキーに絡まれて殴られたり

当時付き合っていた彼女のスカートの中に手を入れようとして殴られたり(それっきり彼女とは会っていない…)


想い出は尽きない

そんな桜台公園だが

今年の春
嫁が桜を見に行きたいと言うので連れて行くことにした

その日は少し暖かく、いい天気で、
僕と嫁と我が家の犬、他にも4組くらいの家族が花見をしていた

広場で遊ぶ子供達、ご飯を食べている
我が家の犬もひとしきりお散歩とご飯を済ませ

お昼寝中

たまにはこうゆうのも悪くない

ふと、池を見ると
子供数人と70歳くらいのじいさんが網で池のメダカを採っている


じいさんは汗だくで網を使い子供はハイテンションで中を覗きこむ

何匹か採れたみたいで水槽にはメダカが泳ぐ

水槽の持ち主の男の子は大喜びでメダカを持って母親の所に自慢をしに行く

かわいいもんだ

周りの大人も凄い凄いともてはやすので男の子はじいさんそっちのけで自慢して回る

子供なんてそんなもんである

じいさんは一人で黙々と池をすくっている

『う~ん、器が大きいおじいさんだな、子供の為に頑張っているな
うちの親父の節郎だったらあの時点で機嫌が悪くなって怒るであろう
いやむしろ孫がいたとしても、その為に魚採りなどしない
きっとしない
感心なじいさんだな』

みたいな事を考えてぼーっと見ていると

じいさんが大きな声で子供達を呼んだ

「おーい!ザリガニが採れたぞ長音記号1

喜んで集まる子供達

おじいちゃんお手柄である

「メダカとザリガニか…」
僕はその後に予想できる
ちびまるこちゃん的な展開を少し期待しながら
それを見守るのであった

続く