義理の父が亡くなってからひと月以上が経ち、四十九日を迎えた。


法要は本当の四十九日より前にした方がいいということで、少し早めにごくごく身内だけで無事に済ませた。


一緒に住んで何かとお世話していた次男くんは、まだあんまりよく眠れないと言っていたけど


お義母さんも、今は後悔を感じることの方が多いようだった。




ごく身内と言っても家族は普段離れて住んでいるし、お義母さんの兄妹は足が悪かったり腰が悪かったりして近くにいてもなかなか集まることはない。



ずっと一緒にいるといろいろあるのが家族キメてる

相手を尊重しながら感謝だけを感じる距離でいるのは難しい。



こんな時しか集まらない、

でも集まれば家族らしい温かな気遣いと

何とも言えない気楽さがあると思う。


父が亡くなって寂しいけれど、
葬儀から一連のことの中には
不思議な明るさがあるし。

子供の頃は、それが亡くなった人を脇に置いているようで何だかよく分からなかった。


でもこんな時に集まって
好きなコーヒーとか
あの店が安いとか普通の話もして、
そんなことが喪の仕事の一部なのかなと思う。