『リーダーが現状に問題があると認めるまでは、
組織は何の改善も得られない。』
- ノーマン・シュワルツコフ(湾岸戦争の総司令官) -
ノーマン・シュワルツコフ氏は、
第1次湾岸戦争の時に、国連による多国籍軍の
総司令官を務め、当事、クウェートへ侵攻したイラク軍に
攻撃開始から約1ヶ月、陸上戦にいたっては
わずか4日で圧倒的な勝利を収め、
クウェートを開放した優秀なリーダーとして
知られています。
このノーマン・シュワルツコフ氏の言葉は、
組織におけるリーダーへの教訓の言葉です。
しかし、
『現状に問題があると認めるまで改善が得られない』
のは、何も組織に限ったことではありません。
これは、個人についても同じ事が言えます。
人は、自分が抱えている問題に
向き合う事を避け、
問題を見ないようにしたり、
『まだ大丈夫』
『そんなに悪くない』
と言ってごまかそうとしたりします。
しかし、それでは、何の解決にもならないし、
改善されません。
それどころか、問題を放っておくことで
いつの間にか問題が進行し
大変な事になってしまいかねません。
例えば、こんな事がありました。
あるセミナーでは、参加される
みなさんに登録用紙という書類を
事前に提出していただいています。
この登録用紙には、参加の目的、
自分の目標や、現状の問題点などを
書き込んで頂き、講師は、セミナー前に全てに目を通します。
そして気付いたこと。
それは、
『誰一人として今回の震災について触れていない』
ということです。
参加者は、日本全国からいらしています。
関東や東北からいらしている方も
いらっしゃいます。
なのに、誰一人として、地震や原発のことに
触れていない。
これは、あまりにも不自然です。
実際、東京では、地震直後は、
食料や水、電池などの買占めが起きました。
今は、以前よりは落ち着いたとはいえ、
時々余震が続いている状況です。
しかも、TVや新聞、雑誌などの
マスコミでは、地震のことが毎日取り上げられ、
震災による経済的なダメージなども
報じられています。
原発もまだまだ解決からは程遠い状況です。
長年、頑張ってきた物、築き上げた物が
一瞬で崩壊してしまう。
そんな光景を目の当たりにしたことで、
無意識に無常感に包まれ、やる気が起きない、
目標を持てないという人もいます。
多くの人が、心のどこかに不安を
抱えていたり、
今回の震災でダメージを負たりしています。
しかし、多くの人は、
今、前に進むためにそうした不安や
恐怖、そして現実から目をそらして
見ないようにしているのです。
怖い物、良くわからない物から
目をそらしたい、
なかったことにしたい。
その気持ちはわかります。
しかし、目を背けることで問題は解決しません。
怖い物、ネガティブなものにフタをして、
頑張って、ポジティブになろうとしても、
どこかで息切れしてしまいます。
もちろん、向き合ったところで、
原発や地震の問題そのものが解決する
わけではありません。
しかし、ここで言う問題とは、心の問題です。
そうした不安がある、怖いと思う、
その気持ちにフタをして見ないように
することは得策ではありません。
目を背け、見ないようにするのではなく、
そうした気持ちを受け入れ、
認めてあげることが重要です。
ムリに解決しようとする必要はありません。
自分がそういう感情を持っている
という事を認めてあげてください。
それは自然なことなのです。
悪いことではないのです。
そして、その上で、
自分はどうしたいのか?
どうなりたいのか?
どういう状態でありたいのか?
について、考え、選択してください。
ネガティブな感情を認識し、受け入れる
ことで、初めて、そのネガティブな気持ちを
手放すこともできます。
そして、新たに、ポジティブな気持ちを
選ぶこともできるのです。
自分の問題を認識して初めて改善が可能になる。
手放すために何が必要なのか?
何を知る必要があるのか?
人間は、良くわからない物ほど恐怖を抱きます。
自然の脅威
放射線
そしたものは、理解を超えたもののように
写りがちです。
しかし、そうした恐怖の原因について知る事は、
恐怖心から開放される一つの方法です。
震災を例にさせて頂きましたが、
これは震災に限ったことではありません。
あなたの人生をさらに素晴らしいものにするために、
毎日をより素晴らしい感情ですごして
頂くために、あなたの現状の問題を見つめ、
向き合ってみてください。
そして、改善していきましょう!