こんばんは、DC NETWORKです。
昨夜、2回目となるヤングケアラー経験者のお話し会を
DC NETWORKメンバー向けに開催しました。
前回の様子はこちら↓
こどもチームのえりたさん プレゼンツ企画でした。
妹さんのケアを担っていたヤングケアラーさん。
これまでの人生を辿って、お話しくださいました。
以下、お話の内容を紹介しますね。昨日の記事の追記になります。
ヤングケアラーさんご自身に記載内容を確認していただきましたので、公開しますね。
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妹のケアを担っていると自覚したのは、小2の頃から。
身体も大きくなってきて、責任感が芽生えてきた頃なのかな。
妹の世話をすると、母が喜ぶ。
お風呂に入れたり、食事を介助したり。
おむつ交換もしていたから、気付いたら自分の時間が無くなっていた。
ケアは、家族の中で私の役割であり、
妹を介護し褒められることで、自己肯定感が高くなった。
テストでいい点とるより、妹が粗相したところを綺麗に片付けるほうが母に喜ばれた。
自分が頑張ることで、家族みんなが幸せになる。
母も楽になる、父からもよろしくねと頼まれる、兄は勉強に集中できる、妹も喜ぶ。
小学校の高学年の頃から、周囲を意識するようになり、
妹を連れて歩くことが恥ずかしいと思うようになってきた。
当時は、障がいがあることに今ほど寛容では無かったので、
妹を連れていると、変な子、おかしな子とからかわれることがあった。
母の悲しい顔見たくないので、母には言えなかった。
リハビリの甲斐あって、妹は、小走りができるようになってきた・・・どんどん目が離せなくなる。
学年が上がり、勉強の負担が増えてくると、妹の世話ができなくなることに罪悪感を抱いた。
妹のケアと自分のことをうまく両立できない自分を責めた。
要領良くできない自分が悪い。お姉ちゃんなんだから、ケアするのは当たり前なのに。
なんで私はできないのかな・・・と自分を責めた。
母に褒めてほしい。
友達と遊ぶ時間を削ってでも妹のケアをしたかった・・・母に褒められたかった。
妹の世話から解放されたのは、夫の転勤により、家族で海外赴任した時。6年前かな。
これまでは妹の世話するの当たり前の人生だったけど、
海外赴任して、自分の家族だけケアするのがすごく楽だと気づいた。
これまでどれだけ私の肩に乗ってたの?と思って気づいた。
自分の家族だけみるってすごく楽なんだと、驚くほど解放された。
家族の中で置かれている状況は、他者には伝わりにくい。
大半の親は、ヤングケアラーにしたい訳ではないと思う。
母の言葉の大きさ。母に褒められることで得られる充実感や満足感があった。
自分の欲求を抑えて、ケアしてたけど、当時は、それで良かったと思っていた。
わがままを言いたい自分も、埋もれしまっている。
母からの言葉で、洗脳されたのかな
「○○ちゃんは、幸せだね。
□□ちゃん(妹)は、自由に遊びに行けないしね。」
・・・わがまま言えなかった。
そんな中、祖母だけは、私のことを中心に考えてくれた。
でも、その反面、祖母が「お姉ちゃんにばかりケアをさせないように」と、母に言うのを聴くのも辛かった。
祖父母は、妹ではなく、私と兄に集中して声をかけてくれた。
母親が、妹に気遣うので、祖父母は私や兄を気遣ってくれていたのだと思う。
そして、ピアノの先生は、私のことを褒めてくれた。
ピアノの上手な○○ちゃんと、一個人として褒めてくれた。
妹の付随(□□ちゃんのお姉ちゃん)としての私ではなく、私自身を認めてくれた。
今、思えば、それが嬉しかったのかな・・・。
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「病院の人にどんな言葉をかけて欲しかった?」というメンバーからの質問には、こう答えてくださいました。
ケアラーなんだよ、とかは、違うかな・・・。
看護師から「頑張ってるね」、という言葉をもらうのは嬉しかった。
ケアを頑張っていることを気に掛けてくれていると嬉しい。
そして・・・頑張ってるね!も凄く嬉しかったんだけど、
今、思い出すと「学校は楽しい?どんな遊びが流行っているの?」と私だけへの声かけが何より嬉しかった![]()
本人に目を向ける発言がいいと思います![]()
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参加したメンバーで、感想をブログに書いていいですよ、と言ってくれた方がいたので、紹介します。
そのメンバーは、話を聴いて、自分の母親のことを思い出したそうです。
素敵な時間をありがとうございました。
母に脳性麻痺の弟がいたことは知っていましたが、
そのことについてほとんど話を母から聞くこともなかったため、
○○さんのお話を聴いて初めて母がヤングケアラーで祖母はダブルケアラーだったのかもしれない、と気が付きました。
○○さんは軽やかにお話しくださっていましたが、
想像以上に壮絶なご経験を伺ううち胸がいっぱいになり、
母はどんな思いでいたのだろうと母を抱きしめたくなりました。
・・・言葉にできない思いでいっぱいです。

