元飼育員の競馬大好きな元JKによるお馬さん大好きブログ -97ページ目

元飼育員の競馬大好きな元JKによるお馬さん大好きブログ

小さい頃から馬が好きでずっとジョッキーになりたかったんですけど、その夢はいとも簡単に叶わず、諦めて今は某飼育員をしています★競馬のことを中心に色々書いて行ければと思っています★よろしくお願いします!

「名前も知らぬ元競走馬3頭のこと」

数十年程前のこと。とある田舎の、建設会社の社長が競馬好きがこうじて、引退した。

競走馬3頭を買ってきて、自宅近くの空き地を馬場にして乗馬をはじめた。

馬の内1頭は中央競馬を引退した牝馬で残る2頭は地方競馬を引退したアラブだった。

馬たちを引き取ってから2年が経過した頃、その社長がすい臓がんにかかった。

闘病の甲斐も無く、結局社長は他界した。

葬儀の日のこと。 

社長の自宅と馬場は200mもはなれている。

そのあいだには建物はなく田畑がひろがっている。

いよいよ出棺となって、社長を入れた棺が自宅から運び出され、霊柩車に納められようとすると、200mもはなれた馬場にいた。

3頭の馬が、いっせいに泣いた。

馬たちには、飼い主=社長との永久の別れが、わかったらしい。

社長の遺体は棺に納まっており、見えるはずもない。しかも、200mも離れている。

馬も悲しんでいることがわかり、社長の家族は、涙を新たにしたという。

馬のもつ、不思議な能力だと思う。