共和党の大統領候補ミット ロムニー氏が高校生の頃(今から50年近く前)イジメをしていた記事がワシントンポストに掲載され、数日前に話題を呼んでいました。”mitt romney bully”で検索すれば出てきます。一番ひどいエピソードとしては、彼は数人のグループのリーダーだったらしく、他の数名に前髪を金髪に脱色していた男子生徒を追いかけて押さえつけさせ、はさみで前髪を切ったというものでした。
主に男性の意見しか聞いていないのですが、男子は高校のときはいろいろ馬鹿なことをするものだから、大昔の高校のいたずら(prank)をネタに人を評価しなくてもいいんじゃないの、と擁護する人がけっこういます。私は一気にロムニーさんが嫌いになりました。やったことが重大だからではなく、嫌な人格がにじみ出ていると感じられるからです。大金持ちの知事の息子としての傲慢さ、共感性のなさ、気に入らないものは排除する態度、多勢に無勢の卑怯さ、などなど。でもって、こういう心根はたぶん変わっていないな、と思わされるからです。ロムニーに庶民のことがわかるか!と思います。
それに、アメリカでもイジメ問題は社会問題です。高校で酷いイジメをしても後で大統領になれるよ、なんてメッセージを高校生に送りたくありません!