ABAジャーナルによると、テキサスの連邦地裁の判事がおもしろいことを仲裁の文書の中に織り込んだということです。
Federal Judge’s Order Takes Swipe at Politicians Who ‘Demagogued’ School Prayer Case, By Debra Cassens Weiss, Posted Feb 14, 2012 6:00 AM CST
そういえば、ギングリッチ大統領候補(早く“元”候補になってほしいところです)が年末に裁判官を批判して裁判官をコントロールしたほうがいいとか言っているのを聞いてあきれたことがありましたが、この件に関係しています。
この事件は学校の卒業式でお祈りをすることが憲法に違反するかどうかが争点の一つだったようで、判事が違反するおそれがあるとしたことでギングリッチにひどいことを言われたり、キリスト教系の一部から嫌がらせや脅迫までされたようです。結局事件は上級審から差し戻され、同じ判事の下で和解によって終わったそうです。和解条項の中にこの判事はおもしろいことを付け加えました。
To those Christians who have venomously and vomitously cursed the court family and threatened bodily harm and assassination: In His name, I forgive you.
To those who have prayed for my death: Your prayers will someday be answered, as inevitably trumps probability.
悪意をもって吐き気をもよおすような言葉で裁判所を呪い、危害を加えたり暗殺すると脅したキリスト教徒よ、神の名の下にあなた方を許そう。
私の死を願った者たちよ、あなた方の祈りはいつかかなえられるだろう、確実に。
この判事と友達になりたいと思いました。
ところで、和解条件も興味深いです。生徒が卒業式で自主的に祈りをとなえるのはかまわないが、学校関係者がリードしたり生徒の目に見えるところで参加してはいけないということです。