世界7大遺産(遺跡)をインターネットによる人気投票で決めて宣伝したスイスのグループが、今、世界7大自然景観の投票を集計しています。暫定集計では韓国の済州島が7位以内に入っていました。この主催グループには何の公的権限も権威もなく、決め方も一人が何度でもネットで投票できるので、組織的に投票を集めた国(グループ)が勝つ仕組みです。7大遺産の時には日本の清水寺が候補に入っていましたが、7位以内には入れませんでした。

今回の結果に関して観光収入大幅増が見込めるということで韓国では大騒ぎです。日本は有力候補地もなかったようで、ニュースにはなっていないようです。

こういう胡散くさいお金がからむ投票に関わらないというのは、正しいと思います。この主催グループにはいろいろ批判があります。ただ、国民にはいろいろな我慢を強いつつ、外国人(要件から言ってほぼ外国人に限られると思います)には1万人に無料航空券を配るというのも正しくない気がします。この二つの良くない選択のうち、観光振興のため、どっちを採って欲しいかというと、国民にはっぱをかけて胡散臭いインターネット投票させるほうがマシだと思います。