昨日出席したアジア関係の会議のことが報道されていました。
”TPP参加、日本の状況に理解…USTR代表読売新聞 3月31日(木)16時36分配信 [ワシントン=岡田章裕】米通商代表部(USTR)のカーク代表は30日の講演で、日本の環太平洋経済連携協定(TPP)参加問題に関連し、東日本巨大地震からの復興を当面、優先せざるを得ない日本の状況に理解を示した。”
カーク代表はもっといいことを言いました。出席者の日本のTPP参加に関する質問に対し、日本は地震からの復興が最優先であることを述べた上で、それでもしつこい質問者に対し、「今の(地震被害回復でアメリカの援助を受けている)状況を利用して日本にプレッシャーをかけることはできない」とぴしゃりと言いました。
会議では、地震がなければ米中問題が主題だったでしょうが、急遽日本の大使のスピーチ(結局大使館から代理の人が来た)があったり、友達作戦について米軍の指揮官から電話?を通じて話があったり、犠牲者のための沈黙の時間が設けられたり、とても日本に配慮されていました。
会議は法律関係のものではなかったので(経済関係)私は発言の余地もなく黙って聞いていましたが、ほんの少しだけ貢献したと思います。後ろの方に座っていたこの記事の新聞社の方以外に他に日本人らしき参加者が見当たらなかったので、発言者が日本の地震について触れるたび、前から二番目の列に座っていた私(最前列は空席)が「あそこに日本人がいて聞いている」という感じで発言を受け止める役割をしていました。(自意識過剰かもね。でも、後で、私が日本人であることを前提に話しかけてきた人もいました。アジアに詳しい人たちの集まりだったので、アジア人は皆同じに見えるという人ばかりではなかったと思います。)