ひどい裁判官はどこにでもいるとは思いますが、びっくりするニュースがありました。ゴルフコースの特許の訴訟で一方の弁護士に敵対的で“XXの弁護士側は成功報酬はもらえないだろう”と“冗談”を言った裁判官に、その弁護士たちが忌避の申し立てをしたところ、その裁判官が弁護士を処罰(10年間訴訟代理禁止とか)し、刑事制裁まで推薦したというものです。テキサス連邦地裁の話です。記事によるとこの裁判官は過去にも似たような事件を起こしていてニュースになったことがあります。普通は「自分は公平であるけれど忌避申立されたから面倒を避けるため争わずに他の裁判官にまかせる」とすればすむだけの話です。

この裁判官の言動も信じられないですが、どうしてこの人がクビにならないのか不思議でしたが、調べてみると連邦裁判官は終身雇用でやめさせるのがめんどくさい(議会で弾劾)ので生き残ってられるようです。Wikipediaによると連邦裁判官はおそらく全米一安定した仕事( perhaps the best job security available in the United States)だそうです。

Federal Judge Recommends Criminal Charges for Lawyers Who Questioned His Impartiality

Posted Jan 11, 2011 5:30 AM CST

By Debra Cassens Weiss