3ヶ月ほど優秀なインターンに手伝ってもらっていたのですが、その人の任期の終わりが近づいてきました。すると、急に組織の一番上の人が、インターンにリファレンス レターを出すから下書きしろとか、ランチに連れ出してやれ、とか秘書を通じて言って来ました。最終日のランチの約束はもちろん、私は毎週のようにインターンを連れ出していたし、何故急にそんなこと指図されなきゃならないのかと、私はムッとして、同僚のところに報告に行きました。
「インターンをランチに連れて行くことを仕事として割り当てられたのなら、そんなことはjob descriptionに書いてない(から無効だ)!単なるアドバイスだとしたら、余計なお世話だ!」と気炎を上げていたところ、同僚は、
「あなた、人に指図されるのが嫌なだけなんでしょう。」と言いました。
「その通り!」と私は理解してもらえたことを喜びました。
すると、その人は「あなたにはエチオピア・エリトリアの血が流れているに違いない」と言いました。
その地方には、人に指図されてそれが不快なときに、わざと指図と反対のことをして不快感を示すという習慣があるそうです。私はわざと反対のことをするまでのことはしませんが、その習慣には大いに共感したので、自分にはエチオピアの血が流れているに違いないと思いました。(実際にはありえないけど。)
その後、自分がムッとした理由は臨時秘書の態度にあったことに気づきました。今までフレンドリーだった上の人が急にトップダウン形式で用件を伝えてきたので、妙な感じがしました。で、臨時秘書が入ってきたときの紹介メールを探しあてて読んでみると、もともと銀行業界で長く働いていた人でした。ああ、銀行業界のやり方の通りに仕事しているからああいう態度(悪いわけではない)になるわけね、と納得。