中国人の友人とクレジットカードの話になった時に、彼女は「この国ではいくら収入があるか、ではなくて、いくら今まで使って(返済して)きたかという履歴によってクレジットカードの限度額が決まる、あきれる」というようなことを言っていました。中国では日本と同じように収入がより重要な基準となるのでしょう、きっと。「あなたの名目収入がいくら少なくても何らかの手段によってお金をたくさん使うことができるのなら与信もそれだけ与えます、どんどん使ってください」というようなアメリカのシステムは、経済的には合理的ではありますが。

 最近アメリカの新聞に、とうとう昨年のエネルギー総消費量ランキングで国としては中国が一番になった、これからアメリカのエネルギー市場における発言力は低下すると、まるで中国に“負けた”とでも言いたいかのようなニュースがあったようです(そのニュースを紹介したよその国のニュースで読んだだけで原文にはあたっていません。)

 どっちも、より多く使う人・消費する国が強い(エライ)という考え方で共通しているような気がします。日本だったら、エネルギー消費No1になったら、そんなに使ってゴメンナサイと恐縮する気持ちが出てきそうな気がします。

 とにかく(何がとにかくなのか自分でもわかりませんが)、全く違う考えの人たちを相手にしているんだということはいろいろな場面で気づかされます。