医療保険改革法案が議会を通った後、テレビで賛成反対両方の視聴者のビデオコメントを流していました。賛成側の意見は国民皆保険の国から来た日本人にはよくわかるものでしょう。反対側の人が怒って財政上の問題などを心配していました-それは、わかる。一つだけ、首をひねってしまう反対理由がありました。「医療保険のいらない人まで医療保険に加入させられる」というものです。「医療保険のいらない人」なんていないだろう!車の保険と同じでもしものために皆が入らなきゃならないものだろう!と最初思いました。でも、よくよく考えてみると、アメリカにはものすごいお金持ちがいるので、その人たちは医療保険はいらないかもしれません。でも、ビデオでコメントしていた人はそういう超富豪ではなかったようです。それに、そういう超富豪にとっては医療保険費をとられたって痛くも痒くもないだろうし。(家計への効果の問題ではなく、ポリシーとして入りたくない保険に入らせられてお金をとられるのは許せないと言われれば、そうですねというほかないですが。)いずれにせよごく一握りの超富豪のことをそんなに考慮しなくてもいいでしょう。医療保険改革に賛成している超富豪だっているし。