昨日のニュースで、当時6歳の女の子に対する強制わいせつ致傷罪に問われた男の裁判員裁判の判決があり、懲役6年が言い渡されたとありました。判決は、これまでの量刑傾向より厳しい処罰をしたようです。裁判員が判決後の記者会見で「小さい子供への性犯罪は最低の犯罪で、これまでの量刑は軽すぎる」と述べ、過去の量刑傾向への違和感を表した、ということです。私見では、もっと厳しくてもいいと思います。
韓国ではそれまでも裁判所の感覚は一般と離れていると言う批判がありましたが、8歳の女の子を襲って女の子に身体的重度の障害を残した男の判決が昨年あり、懲役12年とGPS足輪着用7年、性犯罪者としての情報公開5年で、これじゃ軽すぎると大騒ぎになりました。最高裁は判決ガイドラインを出すなど、社会の対応が変わり、性犯罪に対する刑罰は厳しくなりました。
アメリカでも、昨年は何年も監禁されていた女性のケースが大ショックとなり(犯人は性犯罪の前歴があったが、ゆるい刑罰だった、また、なぜ事件を起こした頃生活チェックを逃れていたのか疑問があった。きちんと厳しく処罰してチェックしていればこの事件は起こらなかった)、性犯罪者は厳しく処罰しなきゃ駄目だという気運があります。今日も捜索されていた性犯罪にあったと思われる17歳の女の子の遺体が見つかり、昨日には性犯罪の前歴のある男性が逮捕されています。前科の量刑を決めるとき専門家が「子供に性犯罪を犯した強い証拠があるのに(子供は運良く逃れたので、いろいろ動かぬ証拠があった)ひとかけらの後悔も見せない人間に対する治療というものは全くない」と言い、長い刑期(強姦ではなかったので最高11年)を推薦したのに、検察官は前科がなかったから、またその他の理由で短い刑(6年)で妥協していたという背景について非難めいた記事がありました。11年の刑期なら、被疑者はいまだに刑務所の中だったのに。