オバマ大統領のお辞儀が日曜からニュースになり始め、月曜日夕方にはAOLニュースの一時トップにまでなりました。日本人からすると、わけわかんない扱いです。オバマ大統領のことを嫌いな勢力がここぞとばかりに大統領たたきをしているように見えました。一番わけわかんなかったのが、「Pacific War を起こしたヒロヒト天皇の息子に頭を下げるなんてPacific Warで命を落とした軍人や退役軍人を侮辱している」というものでした。(アメリカでの一般的意見と言うわけではありません。極右側の意見として取り上げられていました。)「ちょっとちょっと、他の連合国の反対を押し切って、天皇の責任を問わないことにして天皇制も維持したのはアメリカでしょ!」と突っ込みをいれたくなりました。(その処理が悪かったと言いたいわけではありません。)


今日(火曜日)になって同僚たちがお辞儀のことを話しかけてきました。もちろん、私はオバマ大統領を弁護しました。「だいたい、誰かがお辞儀したからって、その人がお辞儀された人より下になったとは日本では誰も思わないですよ!日本人がいろいろなところでバタバタお辞儀繰り返しているの、見たことありませんか?習慣のようなもんです。オバマ大統領がお辞儀してみせるなんて、フレンドリーなゼスチャーじゃないですか。」だいたい日本人である私に話しかけてくるような人たちですから、誰もオバマ大統領を責めたりしていませんでした。どこかのニュースサイトのアンケートでも、”大統領は外国の元首にお辞儀すべきでないか”との問いに対して、’してもいい’という答えの方が’しちゃだめ’という答えより多かったので、一安心しました。


でも、確かに背の高い大統領が握手しながらかなり深いお辞儀をしているのは妙な感じでしたね。(日本人的には好感が持てましたが。)