法曹会としては新最高裁判事候補の話題を避けるわけにはいきません。(誰もそう言っていないけど 。)


ワシントンポストに連日いろいろな記事が載っています 法律的な観点の論点として、ソニア ソトメイヤーさんとオバマ大統領が裁判官が自己の経験にも頼って法的事項を判断することを是認していることが保守派には否定的に受け取られています。彼女は”Our gender and national origins may and will make a difference in our judging”と言ったことがあります。


しかし、なんたって、一番話題なのはソトメイヤーさんが女性でラティーナ(中南米にルーツを持つ女の人Hispanic)だということでしょう。彼女の母親は、第二次大戦中にプエル トリコからに移住してきたそうです。Sotomayor, 54, who would become the court's first Latina and only the third woman to serve among what would be 111 justices in the court's history. (Riskiest Choice on Obama's List Embodies His Criteria)


“いまだに”2人しか女性最高裁判事はいないのですからね。ソトメイヤーさんは最高裁判事になるのに十分な経歴の持ち主ですから、ぜひアメリカ史上番目の女性最高裁判事になって欲しいです。ところで、最初の女性Sandra Day O'Connorさんを任命したのはリーガン大統領だそうです。


彼女が最初のラティーノ候補であることで、共和党の反対の仕方が難しいです。ラティーノの気を害しちゃ困りますからね。上院で民主党が過半数なので、指名を覆せないことはほぼ確実でもあるし。

Most of the country's 45 million Hispanics knew little or nothing about her, but those who heard of her appointment shared a collective reaction: Finally. One of us.


As a united whole, Hispanics make up more than 15 percent of the U.S. population and accounted for about half of the country's growth in the past decade. (Disparate Group United in Pride)


私は保守派のユーモアは好きです。”everyone knows that whoever he picks, unless they haven't paid their baby-sitter taxes is going to be confirmed.”( George F. Willというコラムニストの発言、 White House Cheat Sheet: GOP Weighs Strategy on Court Fight )ベビーシッターの税金問題(雇用者側で払わなければならないものがあるのですが、払わない人もけっこういる)とか、不法移民のシッターとか、かつては女性公職候補者に対する爆弾になりましたっけ。