いつものUです。

「日本のバブル崩壊後の金融制度改革についての法律的観点からのレポート」を書くように頼まれそうになってはかわしてきました。ケーザイの専門家に任せたほうがいいんじゃないの、という気持ちが強かったからですが(それに日本ケーザイのリサーチャー達はすでに積極的にいろいろ書いている)、アメリカの経済学者とかが、日本政府は全く駄目だったというスタンスでいるのが、ちょっとね、という感じでした。去年から、「あれだけ日本のバブル後の政策を批判したんだから、アメリカはさぞうまくバブル後の危機を乗り越えることでしょうね。ホント、楽しみにしています。」と周りに言ってきました。


なので、14日付けの読売新聞の、Krugman教授が日本に謝ったという記事は興味深かったです。(「日本に謝罪」…で始まる記事です。)しばらく、読売のサイトでも人気記事でした。元の発言は、探しましたが、英語の記事にはならなかったようです。私は、アメリカの日本経済関係のリサーチャーに、さっそく記事のことを親切に報告しました。返事は来ないなぁ。


Krugman教授は今月に入ってから「日本を見直す」など、今までの見解を修正する記事など書いていました。見直してみると日本の政策がそれほど悪かったわけではなく、アメリカが今回とっている政策が日本より優れていて経済をスムーズに回復できるわけではないようだというようなことを言っています。さすが、こんなに早く立場を変えるなんて頭がいい!!私の楽しみを減らしてくれてはいるが。でも、今でも日本は駄目だった日本の二の舞にはなるまいと言い続けている経済の人たちは他にもいっぱいいますので、今後も楽しみに見守りたいと思います。