「ゆる受験」なんて言葉を最近たまに聞くのですが、
興味深い言葉だな、と感じています。
そもそも「ゆる~く受験」しようなんて
温いこと言ってるんじゃないよ、
と突っ込まれそうですよね。
私が受験生だったころには聞かない言葉です。
ですが、私の息子もいわゆる「ゆる受験」で、
偏差値50ちょいぐらいの学校に合格しました。
「ゆる受験」の話をする前に、
そもそも「なんで中学受験をするのか」という話をする必要があります。
中学受験の目的はもちろん人それぞれですが、やはり
「いい大学に行ってほしいから」
という理由の人が多いと思います。
「東大行ってほしい」
「早慶行ってほしい」
「MARCH行ってほしい」
そういう親の思いからです。
そうすると自然と、
「偏差値の高い中学に行ってほしい」
となり、偏差値至上主義になっていきます。
そうすると4科目バリバリ勉強して、
少しでも偏差値の高い学校を目指す、
ということになります。
そういう目的、考え方は当然今もかなり残っているのですが、
そんな親の思い通りに子供が勉強を頑張れないケースも多いです。
逆に親も、
「小学生のうちからそこまで無理させたくない」
といった親もいます。
そんな人に合っているのが
「ゆる受験」
です。
あまり国算の理社4教科ではなく、国算の2教科で、
さらに勉強量も子供のやる気に合わせて少な目で、
それで行ける学校に行く、ということです。
良い大学に行ってほしい親からすると
「それで受験させて何の意味があるの?」
となりそうですが、
中学受験の目的は他の目的もあるはずです。
「大学までそのまま上がれる学校に行きたい」
「部活が強い学校に行きたい」
そんな理由もおかしくありません。
勉強が極端に苦手な子の場合、
あえて偏差値に低い学校を目指して、
「同じぐらいの学力の子たちと勉強してほしい」
と思う親もいたりします。
そうなってくると単純に偏差値だけで考えず、
その子に合った学校を探す、
ということが大切になってきます。
そのうえで、子供があまり無理することなく
合格できればベストですよね。
私は個別指導塾に勤務しているので、
個別指導塾にくる生徒の多くは、
「勉強が苦手な子」
「勉強が嫌いな子」
です。そんな生徒に4科目やらせることは
なかなか難しいです。
そういう生徒に無理して4科目やらせるよりは、
2科目で少しゆとりのあるやり方で頑張ってもらう方が
得策だと思います。
ただし、2科目の場合、受験できる学校がある程度限定されてしまい、
偏差値でいうと60以上の学校はほとんど4科目受験になります。
付属校でいうと、MARCHレベル以上は4科目、
日東駒専レベルであれば2科目で行ける、取った感じです。
そのため、中堅校ぐらいまでしか狙えませんが、
そもそも4科目でやっているけど、
偏差値40ぐらいでウロウロしていているのであれば、
4科目で偏差値60ぐらいまでアップするのは
かなり厳しいので、
思い切って2科目にして偏差値50を目指す、
という方が現実的だと思います。
うちの息子も小5の冬休み前までは集団塾で4科目でやっており、
偏差値は30台前半でしたが、
そこから2科目にし、個別指導の塾に替えて、
最終的に偏差値50ちょいの中学に合格できました。
(模試の偏差値も最終40台後半まで行きました)
そもそもなんで最初から2科目にしなかったの??
という疑問もあるかもしれませんが、
それについてこちらの記事を読んでみてください。
2科目受験については、スタートが遅くても間に合う、
というメリットもあります。
それについては以前書いたこちらの記事を読んでみてください。
まとめますと、
「偏差値60未満ぐらいの学校(日東駒専の付属校レベル)で十分」
「現在4科目で偏差値40ぐらいで偏差値60は難しそう」
といった場合は、2科目での「ゆる受験」がオススメです。
その場合は、集団塾よりも個別指導塾で
週2~3コマでやるのが、
時間効率もコスパも一番よくなると思います。
