dvconのブログ -65ページ目

dvconのブログ

ブログの説明を入力します。

三号雑誌という言葉がある。売れ行き不振により三号で廃刊に追い込まれる雑誌なのだが何故三号なのかというと、雑誌の場合は一号の売れ行きデータが届くのが二号編集後なので、すでに三号の予告を出している場合は止むを得ず三号を発刊し、その号で廃刊告示をするからだ。

そんな典型的な三号雑誌がこの漫画版「ウルトラQ」だった。先日の資料発掘の折出てきた雑誌だ。

 

「ウルトラQ」は日本初の本格的テレビ特撮ドラマシリーズで、当初は日本版「トワイライトゾーン」的なオムニバスファンタジーシリーズの企画だったが、テレビ局の意向で怪獣シリーズに路線変更となり、それが熱狂的に受け入れられ怪獣ブームの引き金となった。

しかし、その作品に魅了され所有欲を刺激されても、ネットはおろかホームビデオもない時代に作品をコレクションする方法は出版物に頼るしかなく、これを映像の代用として集めるのが数少ない手段の一つだった。

 

とはいえ絵のクオリティは、表紙画とはかけ離れた、当たり前だがあまりにマンガ的で、いささか拍子抜けの感は否めない。

内容はテレビシリーズのストーリーをなぞっているだけであるものの、再現性を求めるのであればそれで充分満足できた、というより満足するしかなかったというのが本音だろう。

そんな世界に甘んじていたのが昭和の子供なのだった。

我慢強く与えられるもので満足するように、昭和世代はかくの如く日夜調教されたのである。