宇宙飛行士に限った話ではない。

将来的にどのような人間になりたいか。

マネジメント?スペシャリスト?ジェネラリスト?

それともアントレプレナーか。

それぞれの職制の中で、さらにどのような人間になりたいのか。

常に自問自答は続くものである。

 

これを宇宙飛行士に当てはめるとどうなるか。

まず宇宙飛行士とは何か。

子供のころは単純に、宇宙に行ってみたい、他の惑星に行ってみたい、

宇宙から星を見たらどのような景色なのだろうか、ただそれだけで目指してよかった。

十分に目指す理由になりえた。

大人になった今、本気で宇宙飛行士になろうとしている今、それだけでは

宇宙飛行士にたどり着けない。

 

宇宙飛行士とは公人である。

採用されたら、国民の税金で宇宙飛行士たる人材になるべく様々な訓練を受ける。

そして、国民の税金で宇宙に行く。

だからこそ、宇宙飛行士として日本国への還元は絶対である。

そして試験で必ず問われる。

 

「どのような宇宙飛行士になろうとしているのか」

 

すぐに答えが出るものではない。

でもきっと、自分の中に答えがあることは確実だと思っている。

ただぼんやりとして、明確な形をしていない。

自問自答を繰り返し、ぼんやりとしたものから明確な形にしていき、

言語化をする作業を繰り返す。

 

もしかしたら、宇宙飛行士になってからも続くのかもしれない。