春から、お勉強にきていた八重子さん。8歳まで、優しいオーナーさんの元、のんびり自由に暮らしていたのだけど、就職希望という事で研修にきていた。
一応、人をのっける事を理解して帰って行った。

で、八重子さんとよんでいるけど、名前をきいてくるのを忘れて、勝手に8才のおばさんだから、八重子さん、って呼んでいた。

八重子をお迎えに行った時、八重子さんは、同じオーナーさんの元のんびり自由にくらしていたお友達のような方と同じ馬屋にいた。
で、お二人とも就職希望だという事だったので、八重子の研修が終了したら、八重子さんをお返しして、そのお友達のような方にD-baseへ来ていただき、研修と言うことになっていた。
で、そのお友達のような方は10才だと聞いていたので、これも勝手に、十和子さん、って呼ぶことにしていた。

なのだが、八重子さんの研修が終わってお家に送って行ったときに、そのお友達のような方をせん馬の9才だときいた。十和子さんじゃない、、、。十和子さんをつれてくるからね。って、D-baseのみんなに言ってきたのに、、、。十和子さんじゃない、、、。
そもそも、勝手に十和子さんって決めて、その妄想の準備をしていたのだから、バカな話なのだが、それでも、その事実に少々うろたえた。
9才、それも男の子、、あららら、、、。と頭の中で考えていたら、『ずーと、馬屋からだしてないから、バタバタするかも』って話をされた。
あららら、、、。馬運にこの方は乗ってくれるのか??と思いながら、とりあえず馬屋に入って、ホルターをつけて、一緒に外へ。
馬屋から出た瞬間、なんてデカいんだ、この方。というか、なんて太っているのだ、、、。と思う。
で、おっしゃる通りのバタバタ。
八重子さんもそうだったが、この方の方がさらにバタバタ。ただ八重子さんと違って、頭の中は動いているようなので、T氏に濃厚飼料持ってきてってお願いした。
と、あっ、これをいただけのですかね。っとモグモグ、で、そのままモグモグしながら、登坂を登って頂き、えいやって捕まえて、馬運の扉を閉めて、さいなら、ってD-baseに向かった。
という事で、またしても名前を聞いていない。

D-baseについて、なんとか円馬場に入ってもらった。
空気が乾燥した日だったので、円馬場に入った研修の方が走りまわるものだから、モクモクと砂煙が上がっていた。
で、あっ男の子、、十和子さんじゃない、、とD-baseのメンバー達も戸惑っていた。

モクモク砂煙を上げているこの方は、走るたびにドスドスドスドスと蹄の音をたてた。
ほんとに太っている、でなんてプヨプヨ、で『ドスコイ九重くん』と呼ぶことにした。

ドスコイ九重くんは、自分のわき腹についた虻に、脂肪が邪魔をする首では届かず、くるくるまわっていた。
そのうち、わき腹についた虻を払うのに円馬場の壁に身体をぶつける物だから、天才Y氏に、『親方、ぶつかり稽古かい」って言われていた。

さて、ドスコイ九重くん、どうなるか??頑張ってね