今日おとうさんと離れのうちで午後の時間を過ごした。
台風が近づいているため、外はザーザー降りの雨と激しくなってくゆく風。
おとうさんは長椅子に腰かけて、ハリウッドB級の災害ものの映画を見ていた。
(洪水とか、宇宙人襲来とか、ベタな地球存亡の危機がすき。)
全然面白そうじゃなかった。
リスキーなことが大っ嫌いなのにどうして怖いのばっかり見るんだろ。
でも、久しぶりに離れでゆっくりできたからか、表情が柔らかくのんびり寛いでいた。
私は部屋を片付けて、洗濯物をして、ミルミルを飲んだ。
クラシックのCDをかけて家事をしたら、ほかの部屋でおとうさんはリラックスしているし、私はちゃんとうちのことをやってるし、それぞれに有意義な時間を過ごしている気がして、しあわせを感じた。
結局ゆっくりしたのは1時間弱で、ばあちゃんを1人にできないから、そのあとはうちに帰った。
車に乗り込んだ時には父の顔は眉間に皺がよっていて、コセコセおじさんに元通り。