[創作] 聖なる夜に・・・ | てんじゅのひとりごと

てんじゅのひとりごと

主にイケメン王宮の呟き、自身の創作のブログになります。私自身、妄想好きなので創作は暴走するかもしれませんが、そのあたりは温かい目で見て頂けると光栄です。最近はイケミュをきっかけにRush×300の結城伽寿也君にもハマっていますwww

皆様メリークリスマス~≧(´▽`)≦

いかかお過ごしでしょうか?いよいよ来ちゃいましたね、クリスマス。

子供が羨ましい・・・w


さてさてすっかり恒例になっているクリスマスSSをお届けに参りました。

私にとって王宮と出会ってから3年目のクリスマスになります♡

何気なく書き始めた初めてのクリスマスSSがまさかの三部作になるとはあの頃は思ってもいませんでした・・・(^_^;)
話の流れ的にそうなってしまい、最終的には自分で自分の首を絞める結果に(゚_゚i)

難産ではありましたが今回でようやく完結致しますwww

リンク貼っておきますので読んで頂くとスムーズに今回のお話が読めると思います。

2014 クリスマスSS

2015 クリスマスSS

今回のお話、大変長いですwwww
お時間のある時にお読み頂く事をお勧めしますσ(^_^;)

内容は大したこと無いんですがね。余計な部分も含まれていますがお楽しみ頂けたら光栄です。

最後にいろいろ言い訳させて下さいっ(><;)

ではどうぞ~♪


聖なる夜に・・・


毎年恒例だったプリンセスのクリスマス公務。今年は時期をずらしてアリサは早めに公務を終えていた。その代わりに今年から友好の証としてシュタインと合同でクリスマスイベントを催す事になっていた。両国のトップが互いの国を一年ごとに訪問し教会で両国合同ミサを執り行う。また民衆達も楽しめるようにとクリスマスの二日間は両国の往来を開放するという大胆な策を打ち立てた。

閉鎖的時代があったシュタイン。諸外国との友好も全くなかったシュタインは謎に包まれ、その為にいろいろな憶測を抱かれた。しかし現国王であるゼノが即位してからは大きく国が変わっていった。それでもまだシュタインという国を理解してもらう事が足りないという事から今回の策が立てられたのだ。

―ウィスタリアと共にクリスマスを盛り上げていきたい・・・―

去年シュタインに単独で公務に赴いたアランから受け取ったゼノからの伝言は国の更なる繁栄を願い民衆に寄り添いたいという国王の気持ちだと受け止めたアリサはその後何度もゼノと書簡を交わし、一年がかりでようやく今回の同時開催の足固めまでこぎつける事が出来た。それでも両国にとっては初めての事でまだまだ足りない事はたくさんある。今後は毎年恒例行事として定め開催しながら改善点を見出して毎年少しずつ良いものにしていく方向でゼノと話が落ち着いた。

イブ前日にアランと共にアリサはシュタインに到着した。国王陛下の負担を考え国のトップとしてアリサが代わりに取り仕切る事を任されたのだ。
シュタイン城に向かう道中でもクリスマスの飾り付けが施されている店舗や民家を見かけたがそれでもウィスタリアに比べるとまだまだ華やかさに欠ける。しかしこれでもまだ去年と比べればだいぶ街並みは華やいだ方だと城に着いてからアランから聞かされたアリサは今回のイベントは何としてでも成功させなければと気持ちを改めながらシュタイン城の門をくぐる。

今回はクリスマスまでの三日間の滞在となる。去年はアランと恋人として初めてクリスマスを過ごしたが今年はどうやらそんな気分には浸る時間は作れそうにない。両国にとって初めての試みである為、万全の状態でいても当日のその時まで何が起こるか分からない気の抜けない三日間になる。

門をくぐるとアルバートが二人を出迎えた。

「お疲れ様です、プリンセス。それとアラン=クロフォード」
「こんにちは、アルバートさん。三日間お世話になります」
「ゼノ様がお待ちです。早々で申し訳ありませんがイベントの件で話がしたいとの事です」
「分かりました」

二人はアルバートの後についてゼノが待つ執務室へと向かう。隣を歩くアランがやけに辺りを見回しながら歩いている事に気が付いたアリサは声をかけた。

「アランどうかしたの?珍しく辺りを見回してるけど・・・」
「ああ。去年訪ねた時と城内の雰囲気が変わってると思って」
「そうなの?」
「華やかになってるなって思ってさ・・・」

すると前を歩いていたアルバートが振り返り眼鏡のツルをくいっと上げて呟いた。

「今年は城内の数か所にツリーを配置、広間には大きなもみの木を手配して飾り付けを施しました。窓にはスノースプレーでデコレーションし絨毯も赤いものにして窓に電飾も配置しました」
「・・・そ、そうなんですね」

アルバートの早口な説明にアリサは苦笑いで答えた。

「ってお前地獄耳だな。誰もお前に聞いてねえし」
「なっ!!」
「ちょっとアラン。それは言い過ぎだよ。アルバートさんは改善した部分を私達に説明してくれただけなんだから」
「だからって俺達の話に勝手に加わるなって話」
「お前達の話に加わった訳ではない。てっきり聞かれたのかと思っただけだ!!」

アルバートは顔を赤らめて咳払いをした。


「ゼノ様、お二人をお連れしました」

執務室の前に着きノックと共にアルバートが声をかけると中からゼノの声が聞こえてくる。

「ああ、通してくれ」

ゼノとはこれまでも何度か顔を合わせているものの毎回最初に顔を合わせるこの時の緊張感は今だに慣れない。風貌、風格。ゼノが纏う全ての物が国王そのものでその存在感に圧倒されてしまう。国王になるという宿命を背負って生まれた人間の格なのだと実感する。そんな品格を持ち合わせている人間と庶民出の自分が対等に話す事など本当に夢物語だと思ってしまう。

執務室のドアが開けられると同時に緊張でアリサの鼓動も大きく音を立てる。扉の先に視線を伏せて机に向かっているゼノの姿に目をやると更に早鐘を打つようにアリサの鼓動が速くなる。

「ゼノ様、お二人をお連れしました」

その声にゼノは握っていた羽ペンを置き視線を上げた。その視線にアリサは小さく息を飲んだ。

「遠い所わざわざすまないな。プリンセス、今回の件は本当に感謝している」
「いいえ、こちらこそ大変光栄です。両国のこれからの発展の為にも尽力したいと思っています」

緊張で震えそうになる声を必死に抑えてにこりと笑みを浮かべてゼノに答える。

「これからも宜しく頼む。それとアランにも世話になったな」
「いいえ。ただゼノ様のご意志をプリンセスに伝えただけですから・・・」
「あれから大丈夫だったか?」

ゼノはにやりと笑みを浮かべてアランに視線を送る。アランは一瞬何の事を言っているのか分からなかったがすぐにその意味を理解したようで口元を釣り上げゼノに笑みを返した。

「ええ。ご心配には及びませんでしたよ」

二人の会話の意図が全く読めず不思議そうな眼差しを向けるアリサにアランはふっと微笑んだ。

「そうか。去年の事もあるし今年は気兼ねなく二人で過ごすと良い」
「お気遣いありがとうございます」

片手を胸に当てアランが頭を下げると隣にいるアリサが小声で囁くようにアランに尋ねる。

「アラン、もしかしてゼノ様って・・・」
「ああ、知ってる」
「嘘っ!!」

それを聞いたアリサも慌ててゼノに向き直り頭を下げた。

「そんな事よりもプリンセスともう少し話をつめたい事があるのだが良いか?」
「は、はいっ」

そうして執務室でゼノとプリンセスによる綿密な話し合いがされた。

ゼノとの話し合いの後でミサが行われる教会の広場へアランと共に歩いて向かった。ウィスタリア同様にシュタインもこの時期は冷え込みが厳しい。アリサは白い息を吐き出しながら広場の真ん中に佇んで辺りをぐるりと見渡した。広場ではマーケットの準備をしている地元の人達とウィスタリア側で手配した業者が足場を組み大型ビジョンなどのセットが着々と組み立てられていた。

(当日はここにどれくらいの人達が集まってくれるんだろう・・・)

顎に手を添えて考え込むアリサ。
クリスマスが浸透していないシュタインでどれほどの人が「クリスマス」に興味を抱いているのか全く読めない。広場に向かう道中をアランと歩いていても正直ウィスタリアの様に気分が高まるにはまだまだ街の雰囲気は乏しく、広場には人が疎らで組み立てを行っていても通りすがりの人々に反応も見られない。
神妙な顔つきのアリサにアランは歩み寄りポンと肩を叩いた。それに驚いたアリサははっとした顔でアランに振り向く。

「ここに皺寄ってる・・・」

アランは自分の眉間に軽く触れ目を細めてアリサを見下ろした。

「何考えてた?」
「うん・・・。これだけの作業をここでしていても何の反応もない人達を見ていると大丈夫なのかなって思って」
「まあな・・・。クリスマスを浸透させるとは言っても急には無理だろ」
「そうなんだけどね・・・。どうしたら広まるのかな・・・」
「クリスマスの一番の楽しみって何だと思う?」
「子供の頃はサンタさんからプレゼントを貰える事だったけど・・・」

そう口にした時、何かに気付いたのかアリサは急に声を上げた。

「サンタクロースっ!!」
「クリスマスはサンタが居ないと始まらねえだろ?それに大人より子供を取り込む方が広がると思うけどな」
「そっか!子供の影響力って凄いもんね。でも今更サンタクロースなんてどうしたら・・・」
「ウィスタリアに適任がいるじゃねえか」
「ん?」

アリサは意味が分からず目をパチパチしてアランを見つめると悪戯めいた怪しい光がアランの瞳に宿っていた。


―翌日の早朝―

シュタイン城の前に一台の馬車が止まった。

「さあ着いたよ、ルイ様、レオ様」
「まさか俺達まで呼ばれるとはね・・・」

レオはシュタイン城を眺めながら馬車を降りる。

「ユーリ何だか嬉しそう・・・」

ルイがぼそっと呟く。

「だってアリサ様の為だもん」

そう言いながらユーリはひょいっと馬車から飛び降りる。ルイとレオはユーリの後について城の門をくぐると遠目にアルバートの姿が見えた。

「アル、久しぶりだね。アリサ様いる?」
「その前にゼノ様にお会いする事の方が先だろ」
「もちろんゼノ様にも顔を見せるよ。じゃあ!」
「なっ!!貴様、人の話を聞け!!」

にっこり笑ってひらひらと手を振りながら横を通り過ぎて行くユーリの背中を見つめながらアルバートは小さな咳払いをした。

「ったくあいつは相変わらず・・・」

そんなアルバートにレオは後ろから声をかけた。

「アルバート世話になるよ」
「レオ=クロフォード、貴方もいらしたのですか」
「指名されたわけじゃないんだけどね。人手が足りないって言うからルイと一緒にユーリに引っ張られて来ただけ」
「あいつのお気楽なノリは好きではありませんね・・・」

アルバートが眼鏡に触れながら盛大な溜め息をつくと

「こーゆ時くらいはじけても良いんじゃないのかな?今日はクリスマスイブだよ、アルバート」

そう言いながらレオはアルバートの肩をポンと叩いてユーリの後を歩いて行く。ルイも軽く会釈をしてアルバートの前を通り過ぎて行った。

(クリスマス・・・俺にはまだまだ理解が出来ない・・・)

城の入口に向かって歩いて行く三人の背中をアルバートはじっと見つめていた。


城の玄関の前には私服姿のアランが立っていた。

「アラン様、連れて来たよ」

ユーリの後ろから歩いてきたレオの姿を見たアランの表情が途端に険しくなる。

「何であんたまで・・・」
「それはこっちの台詞。ユーリが人手が足りないからどうしてもって言うからさ」

すると鋭いアランの視線がユーリに向く。

「俺はお前に・・・って言ったはずだけど?」
「でもほら一人より、二人、三人っていた方が・・・ねえ・・・」

ユーリはアランの視線に怯みながら苦笑いを浮かべて答えた。

「そんな話なら俺は帰っていい?アラン」

ルイが冷ややかな声で尋ねると、アランはふっと短く息をついて腕を組む。

「分かった。せっかくだからみんなでやるか。アリサが待ってる。行くぞ」

そう言ってアランは踵を返し三人もアランの後を追いながらアリサの部屋までの廊下を歩いて行く。

「シュタイン城内も随分華やかになってる・・・」

ユーリが目を見開いて辺りを見回しながら歩みを進める。

「今年はいろいろ飾り付けたとかってあの眼鏡の騎士団長が言ってたけどな」
「何だかんだ言っても、きっとこれアルがやったと思う」
「だろーな・・・」
「何だ、ちゃんとアルバートもクリスマス楽しんでるんだ。そしたら俺さっき失礼な事言っちゃったな・・・」
「レオ様、アルに何言ったの?」
「え?いや、今日はイブなんだからもっと楽しめば?的なね」
「そうだったんだ・・・。そしたらアルどうだった?」
「固まってた。というより何か考え込んでる感じだった・・・」
「ルイ様、アルの顔見たんだ!俺もその顔見たかったな」

そんな会話をしているうちにアリサの部屋に着いた。ノックをするとにっこり笑うアリサが出迎えてくれた。

「おはよう、アリサ様」
「おはようユーリ。ってあれ?レオとルイ?」

アリサがきょとんとしていると、アランが事情を説明する。

「ごめんね、アリサ様。一人でやるより何人かでやった方が楽しいかなって思ってさ」
「そうだったんだ。でも・・・そうかもしれないね」

ユーリとアリサの会話にレオとルイは顔を見合わせる。

「ねえ・・・アリサちゃん。ところで俺達何するの?」
「え?何も聞かされていないの?」

アリサは目を丸くしてユーリを見る。

「実はまだ二人には話してないんだ・・・」

申し訳なさそうにするユーリにアリサは少し呆れた様な顔をするも仕方ないといった表情で口を開いた。

「昨日アランとミサが行われる教会の広場に行ってみたんだけど、閑散としていてみんなで楽しくクリスマスをって雰囲気とは程遠くてどうしようかと考えてたの。そしたら、肝心な人物がいないって事に気が付いて・・・」
「ねえ・・・アリサちゃん。もしかしてそれって・・・」

レオがアリサの話を遮る。

「そのまさか・・・です・・・」

アリサのその一言でレオとルイはじろっとユーリに視線を送ると、ユーリは二人に申し訳なさそうに手を合わせていた。




「メリークリスマース~♪」

シュタイン城下で声が響き渡る。赤い服に三角帽子。ひげを付けて背中には大きな袋を背負って歩くウィスタリアの三人組。すれ違う度に振り向かれては不思議そうな眼差しで見られる。城下の人達の反応から「サンタクロース」という存在もここシュタインでは認知度が低いようだった。

「こうなるのは予想出来たからレオ様とルイ様も誘ったんだよね」
「だからって騙すように連れてくるのは卑怯」

ルイが不機嫌そうに呟く。

「そうならそうと正直に言ってもらった方が良かったな・・・」
「だとしたら二人は来てくれたの?」
「いや・・・来ない・・・だろうな」
「俺も・・・」
「ほら、やっぱり・・・」

ユーリは口を尖らせた。

「でも、アランにしては考えたよね。ユーリにサンタ役をやらせるなんてさ」
「俺も適任だと思う」

レオとルイはうんうんと大きく頷き合う。

「そんな事言われてもね・・・。まっ、嫌いじゃないけど」

そう言いながら、道端ですれ違う人にニコニコしながら愛嬌を振りまくユーリ。その時、服の裾が引っ張られる感覚を感じて視線を落とすと、小さな女の子が目をパチパチさせて見上げていた。

「ねえ・・・お兄ちゃん誰?」
「俺はサンタクロースって言うんだ。あっ、良いものあげるね」

ユーリはしゃがみ込み背負っていた袋を下ろしてガサガサとあさり始め小さな袋を取り出して女の子に差し出した。

「はい、どうぞ」
「で、でも・・・。知らない人から物を貰っちゃダメって言われてるから・・・」

そう言って女の子はもじもじしながら受け取る事に戸惑っていた。

「サンタクロース」がどんな人間かを知らない人達にとっては無償で物を配る人間ほど怪しい存在はない。レオはふっと笑ってしゃがみ込み女の子に語りかけた。

「クリスマスって知ってる?」
「うん。みんなで神様のお誕生日をお祝いする日なんでしょ?」
「そうそう。でもねサンタクロースは神様の中でも偉い人でね、一年に一度だけ良い子にしていた子だけにプレゼントを持ってきてくれるんだよ」
「そうなの!!だから今日来てくれたの??」

レオの話を聞いた女の子は一瞬にして表情が明るくなる。

「そうだよ。だからこれはプレゼント。貰って良いんだよ」
「やったー!!ありがとう」

目をキラキラ輝かせて女の子はユーリの手から小袋を受け取った。

「それ、お家の人にも渡してね」
「うん!!ありがとう、サンタクロースさん」
「どういたしまして」

レオがにっこり微笑み、辺りを見渡すといつの間にか三人の周りには人だかりが出来ていた。三人は頷き合いそれぞれに背負っていた袋から小袋を取り出してその場に居た人達に配り始めた。


その頃、アリサとアランはゼノとアルバートと共にミサの行われる教会にいた。
数時間後に執り行われるミサにどれくらいの人々が集まってくれるのか・・・。
アリサは教会の長椅子に腰掛け自分のスピーチの原稿に目を落としながらも全く頭に入らずその事ばかりが気になって気分が落ち着かなかった。

昨日の下見の後にアリサはビラを作り、アランと手分けして商店に自ら出向いてビラを置かせてもらい、また店内にも貼らせてもらうなどして今回の合同イベントの普及活動をしていた。サンタクロースに扮したユーリ達が配る小袋にも合同ミサの事を記した紙を添えたのである。

(思い付いた事は全てやってきた。最初から上手くいかなくて当然なんだし・・・ね)

アリサは胸に手を当てて目を伏せて小さく長い息を吐き出した。そんなアリサに気付いたアランは何も言わずポンと優しくアリサの頭に触れた。

「アラン・・・」

顔を上げると優しく微笑むアランと視線がぶつかる。

「やるだけの事はやっただろ?あとは自分の事に集中しろって」
「うん。ありがとう、アラン」
「気合い入れてやる」
「え?」

するとアリサの顔に影がかかり、ちゅっと微かな音を立てて唇が離れた。

「ちょっ、アラン!!」

アリサは一瞬にして顔を真っ赤にしてゼノとアルバートに視線を向けた。幸い二人はこちら側に背を向けて神父と話し込んでいて見られる事は無かったようだった。
アリサがむくれて見上げるとアランは悪戯な笑みを浮かべていた。

「誰にも見られてねえから」
「そーゆ問題じゃないでしょ?気合いどころかこれじゃ余計に落ち着かないよ」
「じゃあ、何も考えられなくさせてやろうか?」
「もう、アランっ!!」
「冗談。頑張れよ」

ポンポンとアリサの頭を撫でるとアランは建物内の確認に向かってしまった。

(気持ち切り換えなきゃ・・・)

その背中を見届けるとアリサはまだ赤い顔を隠すようにスピーチの原稿で顔を覆いながら大きく息をついた。




ミサの時間が近づくと広場には大勢の民衆が集まり始めた。一仕事を終えたユーリ、レオ、ルイも民衆に混じって広場に来ていた。

「民衆に混じってここから画面を通してプリンセスを眺めるって新鮮だね」
「確かに滅多にこんな機会は無いかも・・・でも人混みは苦手」
「ルイは人波に揉まれる機会なんて無いからね」

レオは苦笑いを浮かべて石段に腰掛ける。

「かなりの人が集まり始めてるね。アリサ様の作戦成功したんじゃない?」

石段に登り嬉しそうに辺りを見渡しながらユーリが呟く。
シュタインでもクリスマスを祝う風習はあった。でもこんな賑やかで何より幸せそうな人達の顔を見るのは過去を遡っても見た事のない光景かもしれない。色とりどりのイルミネーションと華やかな大きなツリーに囲まれたこの場所に足を踏み入れただけで自然と顔が綻び気分も上がってくる。
シュタインの人達の笑顔にユーリは無性に嬉しくなる。

大型ビジョンにゼノとアリサが映し出されると同時に民衆が騒ぎ始めた。
いよいよ初めてのウィスタリアとシュタイン合同のクリスマスミサの始まりである。
ユーリ、レオ、ルイも固唾を飲んで大型ビジョンを見つめた。


「今回の合同クリスマスミサをウィスタリアとシュタインの友好の証として今後毎年クリスマスに両国合同で行うという取り決めをプリンセスと交わした。シュタインは鎖国的な時代背景がありまだまだ近隣の国々に我が国への理解が少ないと感じる事から今回長い時間をかけてプリンセスと協議を重ね今日のこの日を迎えられた経緯がある。誰しも初めての事で戸惑いもあると思うが、国が豊かになる為には周辺国との友好と連携も必要だと私は考える。その第一歩としてウィスタリアとの親交を深めていきたいと思う。今日の日を境に今後両国の絆が深まる事を祈って私の言葉とする。メリークリスマス」

ゼノがスピーチを終えると教会内に拍手が響き渡り微かに外の広場にいる民衆の歓声も教会内に届いていた。
ゼノと入れ違いに祭壇に上がったアリサのスピーチが始まる。

「シュタインの皆さんと一緒にクリスマスを祝える事をとても光栄に思います。ゼノ様からウィスタリアと共にクリスマスを盛り上げたいと初めてお話を頂いた時は本当に嬉しく、またゼノ様の愛国心を感じて少しでもその手助けをさせて頂きたいと思いました。何事も初めての事ばかりで戸惑いもたくさんありましたが、両国のたくさんの方々の協力のおかげで今日を迎えられた事に感謝致します。来年はウィスタリアでミサが行われます。シュタインの皆さん、是非ウィスタリアにも足をお運び下さい。今日の日をきっかけに両国の皆さんとの交流が増えます事を祈っています。メリークリスマス。素敵なクリスマスをお過ごし下さい」

アリサはにこりと微笑み祭壇を降りると壁際に立っていたアランにちらっと視線を送る。
その視線に気付いたアランも僅かに微笑んでアリサに応えた。

その後、ゴスペルが歌われキャンドルに火を灯して教会内はオレンジ色の温かい色に包まれ神父が祈りを捧げた。ウィスタリアの教会広場でも同様に行われ、シュタインで執り行われているミサの模様は大型ビジョンで流されている。

最後にアリサはゼノと共に広場に集まる民衆の前に姿を見せると、一際大きな歓声が上がる。アリサはその人の多さに驚きと共に嬉しさが込み上げてきて視界が滲んでくる。

(こんなに集まってくれたんだ・・・)

泣くつもりなど全く無かったのに溢れるように涙が出てきて止まらない。そんなアリサの様子に気付いたゼノはアリサの肩に触れ今までの頑張りを労うかのようにポンポンと叩いて微笑んだ。

「皆にとって素敵なクリスマスになったようだ」
「はい・・・。本当に良かったです」

大型ビジョンに映し出されたそんな二人の光景をユーリ、レオ、ルイは目を細め嬉しそうに眺めていた。しかし、ただ一人・・・。

二人の側で護衛として就いていたアランだけは複雑な表情で二人の後ろ姿に視線を送っていた。



無事にミサを終えてシュタイン城に戻ったのは日付が変わる頃だった。

アランと共にシュタイン城の門をくぐると城の入り口で先に城に戻っていたユーリ、レオ、ルイがサンタ姿で出迎えてくれた。

「メリークリスマス。アリサ様」
「お疲れ様、アリサちゃん」
「お帰り、プリンセス」
「今日は本当にありがとう。おかげで無事に終える事が出来ました」

三人の装いに驚いたアリサだったがみんなの気遣いに嬉しくなって満面の笑みを浮かべてぺこりと頭を下げる。

「映し出されたアリサ様、何だか別人みたいだったよ」
「え?それってどういう・・・」
「変な意味じゃなくてカッコ良かったって事だよ」
「俺達、広場でゼノ様とアリサちゃん達のスピーチを見てたんだよ。王宮の人間としてではなく城下の人達の目線で見てみたくなってさ。ウィスタリアの人間として誇らしく思ったよ」

レオがふっと優しく微笑んだ。

「ルイも一緒に見てたの?」
「うん。慣れない人混みには疲れたけど新鮮だった。自分達もこうして見られてるんだなと思うといろいろ自身も改めないといけない部分があるなって思う」

ルイは人混みに揉まれながらも客観的にも捉えていたようだった。

「前日まではどうなるかと思っていたけど、本当にあの広場を埋め尽くすほどの人達が足を運んでくれて良かった。これも三人のおかげだよ。本当にありがとう。今日はみんなでお祝いしない?」

アリサは満面の笑みを三人に向けると、ユーリはちらっとレオとルイの顔色を窺う。すると視線を向けられた二人の視線は自然とアリサの後ろに立つアランに向く。

「何だよ」

アランは無愛想に呟くも目つきが何処か鋭くなっている。

「いや・・・俺達は良いよね?」

アランの顔つきに気付いたユーリは苦笑いを浮かべてレオとルイに同意を求める。

「そうだね。俺達はこのままウィスタリアに帰るよ。ルイも明日孤児院行くんでしょ?」

レオはアリサから見えないように肘でルイの脇腹を突っつき目で合図を送る。

「あ・・・うん。俺もこのまま帰る」
「って事で、先に帰ってるからアリサ様はゆっくりアラン様と過ごしなよ」

そう言って三人は装いもそのままで馬車に乗り込みシュタイン城を後にして行った。

「何か慌ただしいな・・・。ユーリ達」
「別に先に帰るだけだろ?あいつらとはいつも顔合わせてるじゃねえか」
「それはそうだけど・・・」
「ほら、早く部屋に戻るぞ。風邪引いても知らねえからな」

そう言って踵を返し後ろを振り向く事無くすたすたと歩いて行ってしまうアラン。
先程から言葉少なく機嫌が悪いのかムスっとしているアランが気にかかる。しかしその原因が何なのか。自分にあるのかも全く分からない。

(私、アランに何かしたかな・・・)

遠ざかるアランの背中に声をかける勇気もなくアリサは黙ってアランの背中を追った。
ゼノから今日は夜も遅い為、挨拶等は抜きにして城へ戻ったらすぐに休むようにと言われ執務室には寄らず真っ直ぐ部屋へと続く廊下を靴音だけを響かせながらアランと歩いていた。先程のアランの態度の事もありアリサは何だか気まずくて話も出来ずにいた。ユーリ達が自分達に気を使ってくれたのだと思うとこんな空気になってしまった事に申し訳ない気持ちになる。シュタインに来てなかなか二人の時間が持てず、ようやく肩の荷も下りてこれでアランと気兼ねなく過ごせると期待していたのにこれではそんな雰囲気になれる気が全くしない。

(今日は・・・もう休もう・・・)

部屋の前に着くとアリサはドアを開けてくれたアランと視線を交わす事もなく一言だけ呟いた。

「ありがとうアラン。おやすみなさい」

顔を俯かせたままドアを閉めようとすると閉まりかけたドアの隙間にアランの手が伸びてきて阻まれた。

(えっ・・・?)

アリサが驚いて顔を上げると先程の不機嫌な表情から一変、切なそうな目で見下ろしてくるアランと目が合った。

「部屋入れて・・・」
「え・・・。あ、うん・・・」

アランの態度の豹変ぶりに戸惑いながらもアリサはアランを部屋に招いた。静まり返った薄暗い部屋にパタンとドアが閉まる音だけが響く。アリサが灯りを点けようアランに背を向けた途端、急に後ろからアランに抱きしめられスイッチに触れようとしていた手も取られ握りしめられてしまった。

「ちょっ、アラン!?」

アリサが驚きにアランに振り返ろうとすると、アランはアリサの肩に顔を埋めて囁くように呟いた。

「こっち見るな・・・」

アランの熱い吐息とサラサラの髪がうなじに触れてくすぐったい。アリサはアランに抱きしめられたまま身動きも取れずドアの前で二人は立ち竦んだままでいた。
暫くの沈黙の後アランが口を開いた。

「悪い、アリサ。さっきまで少し・・・いやかなりイラついてた」

そう言ってお腹に回っているアランの左腕にぐっと力が込められる。その腕にアリサはそっと左手を重ね恐る恐る尋ねた。

「それは・・・私のせい?」
「いや違う。俺自身の問題・・・」
「アラン自身?」
「ゼノと並んでいるお前は俺の知らないアリサで。誇らしくもあったけど、お前だけがどんどん先を行っている気がして自分も前に進めているのかとかいろいろ考えてた・・・」
「アラン・・・私はここにいるよ。今の私が本当の私。アランは私よりもずっと先を歩いてる。私にとってアランは道しるべだよ。アランがいてくれるから私は立っていられるの」
「お前・・・」

うなじに触れる息遣いでアランがふっと笑ったような気がした。

「やっぱりお前には敵わない・・・」

アランは顔を上げて腕を解きアリサを自分の方に向かせた。優しい微笑みを浮かべ愛おしそうな瞳で見上げてくるアリサはプリンセスとして祭壇に上がっていた時とは別人と思えるほど表情が違う。

(俺はこいつのこの表情が一番好きかも・・・)

じっと見下ろしてくるアランの視線を不思議に思ったアリサは首を傾げる。

「アランどうかしたの?」
「ん?いや、何でもない・・・」
「アランの『何でもない』は何かあるんだよね?」
「何もねえって」
「本当?」

意地悪な笑みを浮かべてわざとらしく下から顔を覗き込んで来るアリサにアランはふいっと顔を背ける。

(あんな事、口が裂けても絶対言わねえ・・・)

視線を背けた先の窓に白いものがチラチラと落ちているのがアランの目に入る。

「あ・・・」
「ん?」
「雪・・・」

二人は窓辺に近づきカーテンを開けるとフワフワと雪が舞い始めていた。窓に顔を寄せて食い入るように見つめているアリサの横顔をじっと見つめるアラン。

「お前、雪好きだな・・・」
「うん、好きだよ」
「一昨年の事思い出す・・・」

アランはアリサの後ろに立ち囲うように窓枠に両手をつく。アリサはアランに振り返ると思っていた以上にアランの顔が近くにある事に恥ずかしくなり俯く。

「顔真っ赤」

アランはふっと笑いアリサの髪を掻き上げて耳元で小さく囁いた。

「お前に渡したい物がある。頑張った御褒美」
「えっ??」

顔を上げるとアランが顎でクイクイとテーブルの方を指す。その方向に目をやるとそれが何かは部屋が薄暗いせいで分からないがテーブルの上に何かが置かれている。アリサは囲われているアランの腕の中から抜け出し足元に気をつけながらテーブルに近づく。

(これ・・・は・・・)

それに手を伸ばそうとした時パッと部屋の明かりが点いた。

「それ明るくしないと何だか分からねえだろ?」

部屋の明かりを点けたアランが笑みを滲ませてテーブルに歩み寄る。
テーブルに目を移すとアレンジメントとワインボトル。それとワイングラスがセットされていた。

「このアレンジメント可愛いね。クリスマスっぽい」

IMG_20161219_120316.jpg



薔薇を用いたアレンジメントはいかにもアランらしくて色味も赤、緑、白とクリスマスカラーになっている。アリサは花器を手に取りいろいろな角度から眺め鼻を寄せた。

「アランありがとう。でもいつの間にこれ・・・」
「サンタに全部持って来させた・・・」
「サンタ?あっ・・・」

その意味に気付いたアリサはクスっと笑いアランを見上げるとアランは嬉しそうにポンポンとアリサの頭を撫でる。

「でもそのアレンジメントの主役は薔薇じゃない」
「え?」

アランの言葉にアリサは目をパチパチさせて不思議そうに手元の花器に視線を落とした。するとアランの手が伸びてきて、丸くて赤い小ぶりの花をちょんと指先で軽く突っつく。

「この花知ってるか?」
「これ花なの?イチゴみたいだね。何て言う花なの?」
「ストロベリーフィールド」
「可愛い名前。でもこの花が主役・・・?」
「花云々よりも意味があるのはその花の花言葉」
「花言葉?」

アランは首を傾げているアリサの手から花器を取り上げてテーブルに置いた。

「とりあえずワインで乾杯するか」
「えっ?ちょっとアラン!!その花の花言葉って何?」

拍子抜けしたのかアリサはぽかんと口を開けてワインのコルクを開けようとしているアランの背中を見つめる。

「今はまだ言えない・・・」
「え?あそこまで言っておいてそれは無いでしょ?」
「だから先にワインで乾杯するんだよ。あとで教えてやる」

そう言いながらアランは手際よくコルクを抜いてグラスにワインを注ぎ、口を尖らせ子供の様に拗ねているアリサにグラスを差し出す。

「去年の公務の帰りに貰ったシュタインの赤ワイン。合同開催が上手くいったら二人で開けようと思って取っておいた」
「え・・・」

アリサは驚きに目を見開いて差し出されたグラスを受け取り見上げるとふっと笑うアラン。

「メリークリスマス、アリサ・・・」

二人の間でチンっとグラスがぶつかる音が響く。

「メリークリスマス、アラン・・・」

互いに微笑み合い一口飲む。渋みがあまりなく甘さ香りも高い。少し寝かせておいた為かまろやかになっている様な気がする。

「ワイン飲みやすいね。飲み過ぎちゃいそう・・・」
「そしたら介抱してやるよ」
「もうっ・・・」

恥ずかしそうに俯くアリサの腰に腕を回して抱き寄せるアラン。

「雪強くなってきたな・・・」
「明日は銀世界だね、きっと」

二人は寄り添い窓の外を見つめる。

「アリサ・・・」
「ん?」

名前を呼ばれてアランに振り向くとちゅっと微かな音を立てて唇が離れた。
あまりに突然過ぎて何が起きたのか分からず茫然としているとアランは笑みを滲ませ持っていたグラスを置いて耳元で囁く。

「花言葉教えてやるよ・・・」

アランはアリサの手からグラスを取り上げてテーブルに置くとアリサを横抱きにしてベッドへと向かう。

「えっ、アランっ!?」

ふわっと横抱きにされて驚きに目を丸くさせているアリサをベッドに下ろし手を組み敷いて噛みつくようなキスをアリサに浴びせる。アランの熱い吐息に混じって僅かに香るアルコールの匂いで更に酔いそうになる。

「アラ・・・ン・・やっあ・・・」

体を捩って精一杯の声で抵抗してもアランはそれを許してくれない。そればかりか益々激しくなり息を荒げてアリサの首筋や胸元に音を立てながらキスを散らしていくアラン。アリサの体はアルコールのせいなのかアランのせいなのかも分からない程に火照り何も考えられなくなる。熱い吐息を吐き出しながらアリサの目元から一筋の涙が零れた。
その涙に覆い被さっていたアランが気付き指でそっと拭うと頬を撫でてアリサの耳元に顔を寄せて吐息混じりで囁くように呟いた。

「・・・」

その言葉にアリサは目を見開きアランの赤い瞳を凝視する。

「何だよ・・・」

間近で顔を赤らめるアランにアリサは満面の笑みを浮かべてアランの首に両腕を絡ませ抱き寄せた。

「愛してる、アラン・・・」

小さく呟くとアリサは自分からアランの唇に唇を重ねた。

この先も降り積もる雪の様にクリスマスの思い出も二人の中に積もっていくのだろう・・・。



-ストロベリーフィールドの花言葉-

『変わらぬ愛を君に・・・』

~END~



長い長いお付き合いに感謝致しますっ!!

何とか終わらせる事が出来ましたがいろいろ時代交錯してますよね(-"-;A
自覚あります。書きながら自分につっこんでたもん。

大型ビジョンってさwwww 

時代交錯承知で書きました。でも他に方法が無かったんですよ。
なんせここまで書く事になるなんて思って無かったわけで(;´▽`A``
書いてる自分が一番焦りました。

まさかゼノ様まで絡める事になるなんて・・・。

いろいろ突っ込みどころ満載ですがスルーして下さいwww


それとウィスタリア組のノリが何だか100プリっぽくなってしまったなと反省(´□`。)
当初はレオとルイは登場させるつもりは無かったんですが・・・。
ユーリ一人でサンタクロースやらせるのは寂しいかなとって思ったら、じゃあ他に誰やるかな?と考えたら、ジル、シドは絶対無いと思い消去法でこの二人になったんです。

別に三人のシーンはカットでも良かったんですがせっかくアランからお呼びのかかった三人(ルイとレオは呼んでいないけどw)なのでちょっと書いてみました。

やはり一番悩んだのはゼノ様シーン。

オフ会の時にもゼノプリさんに聞いたんですが、アランが「様」を付けて呼ぶ事にどうも違和感があって。でも騎士と国王様だからアランがゼノ様を呼び捨てにする事は絶対あり得ないんですけどね。今回は誤魔化せずゼノ様とアランには呼ばせちゃいました( ´艸`)

今回は文章中では「ゼノ」として会話文では「ゼノ様」と使い分けしてみました。
でもやっぱりゼノ様は「様」までが名前ですね。呼び捨ては出来ない・・・(゚_゚i)


今回もアレンジメントやってみました♪
「ストロベリーフィールド」別名「千日紅(せんにちこう)」とも言います。
色褪せがなくドライフラワーとしても使われるお花です。
この花を知ったきっかけは、あるドラマに出てきてその花言葉がとても印象的でこれ使いたいな~と思ったんです(≧▽≦)

なので花屋を転々としたんですが時期的に終わっているとのことで手に入らず。ネットでもほとんどドライで生花だと花より送料の方が高いという何とももったいない話で。
どうしようか悩んでとりあえずお店の人に聞いてみたら「もし可能ならオーナーに聞いてみましょうか?」と言って頂き、何と私の為に店舗に入荷してもらえたんですっ!!!

ただ10本じゃ・・・って事で50本入荷させてしまう事になってしまったんですが(^▽^;)
もう本当に申し訳ないです・・・とオーナーさんに平謝り。でもとても良い方でした。
結局ネットよりかは安く手に入ったので満足。ありがとうございました!!を連発してルンルンで帰ってきましたо(ж>▽<)y ☆

そんな苦労もありながらの今回のアレンジメントです。

ここまでカスミソウを使うのはかなり邪道なんですけど、赤が映えるように・・・と思いここぞとばかりに使いましたw
あとやはりアランからという事で薔薇は絶対欠かさないっ( ´艸`)♡

アレンジメントももう基本とか飛んじゃって自己流と化してますwww
これちゃんと習っている人からみたらどうなんだろうねσ(^_^;)


今年もあと一週間。早いものですね・・・。

あ・・・いよいよ来月はアランBD♡

お話書かなきゃっ!!

皆様、楽しいクリスマスを~♪


ここまでお読み頂き本当に本当にありがとうございましたっヾ(@^▽^@)ノ