ダ・ヴィンチの遺言 | レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

レオナルド・ダ・ヴィンチのノート

万能の天才、レオナルド・ダ・ヴィンチの活躍を紹介していきます。

ワシの名はレオナルド・ダ・ヴィンチ


1452年4月15日、フィレンツェ
郊外のヴィンチ村生まれじゃ。


今は1519年だから、もうワシは67歳じゃな。


30歳の頃、ミラノ
に引っ越してから、いろいろな街に住んだもんじゃ。


まさに人生とは旅じゃな。その長い旅もそろそろ終わりが近いと思うので、ここに遺言を残しておくことにする。




モナ・リザと洗礼者ヨハネ、そして聖アンナと聖母子は弟子のサライに、そしてワシが生涯をかけて行った研究を書き記した全てのノート
は、もう一人の弟子、フランチェスコ・メルツィに譲る。




サライに聞いた話では、未来では離れた場所にも瞬時に文章や絵画を送ることが出来るようになっているそうじゃな。それなら未来のワシの弟子達に告ぐ。出来ることならワシの研究の成果を世界に広めて、その続きを探求して行ってくれ給え。この広い宇宙を知り尽くすための時間は、ワシにはもう残されていないのでな。




1519年4月23日


フランス-アンボワーズ、クロ・リュセの館
にて。



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