美しいけれど高慢で、みすぼらしい身なりの老婆(魔女)を蔑んだ為に呪いをかけられて、醜い野獣にされてしまった王子。

獣というよりまるで悪魔のような姿になって、そういえばキリスト教で悪魔のことを獣と言っていたのを思い出しました。

人間が豚のようだとか、蛇のようだとか、蛆虫とか、いろんな動物に例えられることがあるけれど、動物に対して随分失礼と思っていたけれど、悪魔なら納得。

単に醜いだけではなくて、邪悪で最も忌み嫌われるものに変えられてしまったのですね。

そんな呪いをかけられて、誰にも愛されず閉じこもって生きていくなんてどんなに辛いことか…

 

そこに現れた、勇敢で賢く心優しいベルが呪いを解いて王子を救う。

眠り姫の逆バージョンのようで、とてもいいですね~

満員の観客の殆どが女性だったのは、煌びやかでディズニーでというだけではなかったかも。

まあレディースデイというのもあったけど(´∀`)

 

個性的なキャラクター揃いの脇役の中で、特に印象的だったのは敵役のガスト。

ナルシストで、傲慢で、病的な嘘つきで、思いやりが全く無く、腹心の部下も簡単に見捨てて、自分の都合と目の前のことしか考えず、危険を煽って争いを起こす。

某国A首相に見えて仕方がなかったですね~

最後は自滅してくれたので、何よりでした。

現実でも、これ以上他人に被害を及ぼす前に退場してもらえれば…!