妻と第二弾の旅行を計画し、車を代替した事で遠出を思い立った。
行先は黒部ダムと箱根。
夜走りしてまずは塩尻にあるルートインホテルに泊。しっかり300㌔走った疲れをベッドで取った翌朝、ホテルの朝食バイキングを食し、いよいよい扇沢へと向かう。
田園地帯ののどかな光景に心を癒しつつ、二時間ほど走ると一泊目の「黒部観光ホテル」が目に留まったが、そのままスルーして山道をくねくねと登り、扇沢には10時頃到着した。
発車寸前のトロリーバスに乗り、トンネルの中を15分程度進んで終点。
そこからは二百段の階段を息も絶え絶えに上り、やっとダムが一望できる展望台に立った。
ホテルを出るときは曇天だったが、ダムに着くと汗ばむくらいの晴天。
思わず売店でソフトクリームを買い求めるくらいになっていた。
堤防上を多くの観光客と次の目的であるケーブルカー乗り場へ急ぐ。黒部平に降りるとさすがに奥深い山の中にいるという実感で心震わせ、土産物をあれこれ物色しつつも、最終地点の大観峰へと今度はロープウェイでの空中散歩。
風もなく、静かな秋の紅葉を眼下に見ながら、黒部渓谷の景観に妻と目を細めた。
360度の展望台からは北アルプスが霞んで見えたし、ダム湖が小さな模型のように思え、こんな場所にダムを作った人間のすごさをあらためて感じたものである。
一時間ほどで再び来たルートを戻り、その日はホテルにてバイキングを楽しんで温泉に浸かり、非日常の癒しをたっぷり味わって眠りに就く私たちであった。