日曜の朝、鐘が鳴る

今日が彼女が誓いを立てた日

絶対手に入らなかった物を

手に入れると

それて

家と呼んでいる穴倉から飛び出すんだと

今、君は車を走らせている

どんな気分か聞かせてよ

最高かい、

みんなと同じになって

堂々と前を向くってのは

何マイルも走り抜けると

ほら、風景が澄んでくる

塵も埃もない土地

アメリカのカーナビのおかげさ

 

彼女ならきっと手に入れてくるよ

なんたって滝みたいなんだから

 

あの尖った松を見て

大昔からあるあの丘は

もうすぐ西からくる風にムチ打たれ

試されることになるだろう

流砂の上に佇み

彼女は鱗を握りしめる

風が彼女と遠い泣き声とを

容赦なくなぶって

彼女のブリガンティーン船の帆を

膨らましていく

 

彼女ならきっと手に入れてくるよ

なんたって滝みたいなんだから