国家公務員法違反:名古屋国税局内部資料渡した疑い、上席調査官を書類送検 /愛知 | 脱税事件簿ブログ

国家公務員法違反:名古屋国税局内部資料渡した疑い、上席調査官を書類送検 /愛知

(概要)
 脱税で起訴のOBに頼まれ
 名古屋国税局は18日、知立市の運送会社をめぐる法人税脱税事件で逮捕・起訴された同国税局OBで元税理士である被告(50)=公判中=から依頼を受けて同局の内部資料を渡したとして、名古屋市内の税務署勤務の上席調査官の男(60)を、国家公務員法違反(守秘義務違反)で名古屋地検に書類送検した。
 調査官は18日、停職3カ月の懲戒処分を受け、同日付で辞職した。被告も同法違反(同教唆)で書類送検された。
 調査官の容疑は、09年5月、特定企業の代表者の住所、売上総額などを記載した「法人課税事績表」とグループ会社3社の「構成員情報リスト」を印刷し、被告に渡したとしている。
 同国税局査察部が昨年、被告が役員を務める企業に査察(強制調査)に入った際、被告が内部資料を所持していたことから発覚した。
 被告とこの調査官は、過去に同じ税務署に勤務したことがあった。調査官は「安易な気持ちでやった」と話しているという。
【毎日新聞 2011年5月19日】
 
(解説)
 過去に同じ税務署に勤務したとはいえ、安易な気持ちでやっちゃいけないことだからね。