西絅子（字あってるかな？）さんの書く漫画が好きで、だいたいは目を通すんですが、その中でも「男の一生」っていうのが一番好きなんです。
いまだに何度も読み返してしまう。（最近の漫画ですが、何度も読んでいるのに、という意味です。）
もともと会社内で不倫恋愛をしていた主人公が、祖母のいる田舎に帰り、仕事は在宅勤務にして、とりあえず一息つきながらこの先の人生について考え、落ち込みながら一人の男に恋する話なんですが、もう主人公のみじめさがなんともリアルで（いや、不倫とかしたことないけど）「うう」って思わず顔をしかめてしまいそうになるくらい。
またこの男も主人公よりふたまわりも上で、ましてや「祖母に恋をしていた」と親戚一同の前で公言してしまうような「変わり者」、でも祖母の葬式で出会った主人公に一目ぼれして、猛アタック（なんか表現違うかも、老兵だし）
見返りを求めず（すこし求めてるかな？）自分への愛情をあからさまに示してくる男に困惑しながらも他人とまっすぐに向き合うことが怖い主人公だが、徐々に男のペースに乗せられていく。
仕事もバリバリできて、容姿端麗、悪いのは男運と「私なんか」というネガ思考だけみたいな女にとっては理想ともいえるこの男の愛情表現には感服でした。（完全に共感目線になってしまっている（苦）
いやー、わたしにも表れないかな～（笑）