ゴールデンウイーク中、実家に帰った。

夜、父と酒を飲みながら本や芸術に関する話をたくさんした。

そうしたら父が部屋から本を持ってきて、「読んでみろ」と言う。

その本は井上ひさしの『新釈 遠野物語』。

パラパラとめくっていたら、本の一番後ろに「〇〇(姉の名前)、△△(僕の名前) いつ、読むか?」と鉛筆で書いてあった。

その文字の左下には、「昭和52年 ☓☓(父の名前)」と書いてある。

たぶんこの本は昭和52年、つまり今の僕と同じくらいの歳に父はこの本を読み終えたのだ。

父は自分の子どもにこの本を読ませたくて、ずっと大事に取っておいたのだ。

何だかとてもうれしかった。

より深くミステリーを読み込むために、ミステリーの鑑賞法に関する本を買った。

しかし、その本の中にはミステリーの真相に触れた箇所がいくつもあり(丁寧にも章のすぐ隣りに「ここには〇〇の真相に触れた部分があります。」と書いてあるのだ)、読むことができない。

ミステリーを深く理解したいが、これから読みたい作品の真相は知りたくない。

ジレンマだ!

本格ミステリ鑑賞術 (キイ・ライブラリー)/東京創元社
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三津田信三の『水魑の如き沈むもの』を読み終える。700ページを超える大作である。

ちょっと前から読み始めたのだが、昨晩からエンジンがかかり始め、夜通し読み続け、先ほど読み終えた。

最近、200ページちょいの薄めの本ばかり読んでいたので、こんなに読める自分に驚いた。

それもこれも三津田先生の作品世界がそうさせるのだ。

三津田先生は、ミステリーとホラーが融合した独特の世界を創り出す。

「怖いが、先を見てみたい!」という好奇心と「この謎の真相は?」という探求心が両輪になり、読者をのめり込ませるのだ。

物語中に現れる怪異に身の毛をよだたせ、いくつも散りばめられた伏線とそれに対する論理的な解答に驚き、そしてどんでん返しにつぐどんでん返しでついに明かされる真相にため息をついてしまった。

何かひとつの世界に没頭できることは本当に幸せである。



横溝正史(金田一シリーズの作者)の世界が好きな方には特におススメ。

水魑の如き沈むもの (講談社文庫)/講談社
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先日、大学時代の友人から連絡があり、紹介したい人がいるという。

願ってもない申し出に感謝しつつ、LINEで相手の連絡先を教えてもらう。

「あとは二人でやりとりしてね」という流れに。

早速、こちらから連絡を入れたわけだが、やりとりを始めて気がついた。

LINEなどでの文面でのやりとりだと、あちらが今回の出会いにどれくらいのテンションで臨んでいるのかわかりづらい(僕が鈍いだけか)。

なんだかあちらの反応を見ていると、こちらだけがハシャいでいるように感じられて、苦しい局面が何度かあった。

ここらへんのメールなどでのやりとりでの「間」の取り方は今後の恋愛の課題である(笑)

何はともあれ、二人で会う約束を取りつけられたので、楽しんで来ようと思う。