設計モジュールは1,200mmというヨーロッパ仕様のモジュールで、廊下や階段の幅を広く取れるなど、ゆとりある空間づくりが可能になっています。北欧スタイルがコンセプトなだけに、デザイン上の制約はありますが、北欧風のデザインやライフスタイルへのこだわりをもつ方には適したメーカーといえます。
もともと寒冷地域の住宅仕様であったことから、断熱性を重視した木製サッシ3層ガラス窓を標準装備としています。当初、木製サッシ3層ガラス窓は、都市部の準防火地域では使用できないという問題点を抱えていたようですが、現在では、準防火地域でも使用可能なサッシが開発されています。

スウェーデンハウスは、1984年の北海道におけるニュータウン(スウェーデンヒルズ)の開発に端を発する輸入住宅メーカーです。気密性・断熱性の高さが特徴的で、販売する全棟に対して断熱性能や気密性能の測定を実施しています。 従来、同社の商品は、屋根形状(大屋根、切妻、寄棟の3種類)と下屋の有無、の組み合わせで構成されていました。現在では、外観や内装のカラーバリエーションを楽しむ「ヒュースロア」、和風邸宅のイメージを取り入れた「ヒュースプレミエ」、都市型3階建をテーマにした「ヒュースパッサ」、そして団塊世代をねらった平屋建ての「悠の住処(ゆうのすみか)」といった、設計テーマを設けた商品を発売するようになっています。価格帯は高めで、商品ごとの基本性能の区別は特にないようです。

全国的に展開する同社の営業体制は充実しており、特にリフォームを含むアフターサービスは、さすが最大手と思わせるものがあります。 同社は、日本で広く用いられている3尺モジュール(91cm間隔)ではなく、メーターモジュール(1m間隔)を採用しており、ゆとりのある空間作りが可能です。設計の自由度は、プレハブメーカーとしてはかなり高いと言えます。

軽量鉄骨造の主力商品、「イズ」シリーズ、「ビー」シリーズに加え、木造軸組工法の「シャーウッド」シリーズ、3階建て用重量鉄骨造の「ビエナ」「ジオ・トリステージ」と、ハウスメーカー最大手ならではの幅広いラインナップをそろえています。内側充填断熱、セメント成形板(積水では「ダインコンクリート」と呼ばれています)など、枯れた技術による安定した品質の住宅は、最大手の名に恥じないものと言えます。どちらかといえば保守的な商品展開をする同社ですが、最近ではオリジナルの制震装置「シーカス」を一部商品で標準装備とするなど、先進的な取組もはじめているようです。