人材育成


今週は、日経ビジネスという雑誌を読みました。

ある記事の中で、日本企業の現在の危機は、人材育成にあるとの結論が出されていました。

その記事の中では、企業の中の歪な年齢階層によって、「教える風土」が浸食されていると述べられていました。


ドラッカー先生の論文でも、人材育成の危機が詠われていました。

ドラッカー先生によれば、人材派遣業の発展に、人材育成の危機の原因を求めていました。



「牛を水飲み場に連れていくことはできても、水を飲ませることはできない」

僕の持論です。

上記の2つのソースでは、教える側に原因を求めていましたが、

僕は、どちらかというと受け手側に問題があるのではないかと思うのです。


「職人文化」

教わるのではなくて、「盗め」

確か、お寿司職人を題材にしたコミックだと思いますが、そんな職人風土が描かれていました。


「教えて君」

前の事務所は、「教えて君」が多かった。

彼らを見ていると、教えられたスキルは伸びないという結論に行きついた。

「教えて君」は「自分のスキルにしようとする気がない」

即ち、「教えてあげても、スキルを延ばすことはできない」


学校教育の充実が原因かな。

教えてもらうことが当たり前みたいな風土では、「教えて君」が増殖する。

この結果、スキルのある人(即ち、上の人)の時間が極めて無駄に浪費される。

かくして、「生産性」の更なる低減を招く。


典型的なブラック上司の思考だとは思うのだが、

個人的には、「盗人」の方が善良な「教えて君」より好きかな。