日本初の国際GⅠとして創設されたジャパンカップも今年で39回目となるが、39回目にして初めて外国馬の出走なしとなった。
昨年はアーモンドアイが2分20秒6の驚異的な世界レコードをたたき出すなど、ここ数年で日本の馬場は高速化が進んだ。
外国馬の優勝は2005年のアルカセットを最後に出ておらず、近年では馬券にも絡んでいない。
外国馬に日本の高速馬場が合わないことや、同時期に香港国際競争が開催されることも外国馬の出走が減った原因の一つに思える。
日本馬が凱旋門賞など欧州の大レースを勝つことが難しいように、外国馬にとっても今やジャパンカップは勝つことに敷居の高いレースとなってしまった。
個人的には、有馬記念を新たな世界一決定戦として再編成した方が、まだ外国馬は来るのではないかと思っている。
凱旋門賞で好走馬を出しているステイゴールド産駒が強い中山コースなら、外国馬も好走できるのではないだろうか。
かつて凱旋門賞馬モンジューなどが来日していた時代のように、エネイブルなど世界トップホースの走りを日本で観てみたいと思う競馬ファンは多いことだろう。
過去5年における連対馬の前走は天皇賞秋5頭、京都大賞典3頭、凱旋門賞、神戸新聞杯、秋華賞がそれぞれ1頭ずつとなっている。
天皇賞秋出走馬が最も多く、その全てが敗戦からの巻き返しとなり、天皇賞連対馬は14年スピルバーグ、15年ラブリーデイ、17年キタサンブラックなど3着までとなっている。
ただし、今年は天皇賞秋1着アーモンドアイ、2着ダノンプレミアムともに出走せず。
また、14年1着エピファネイア、16年1着キタサンブラック、2着サウンズオブアース、18年キセキには菊花賞連対実績があった。菊花賞好走馬には注目したい。
血統傾向はディープインパクト、ハーツクライ、キングカメハメハ産駒が強い。また、トニービンの血を持つ馬の好走率も高い。
ワグネリアンとユーキャンスマイルは同世代で同じ友道厩舎、金子オーナーの所有馬。
両親も共に金子オーナーの所有馬だったという点も共通している。
前走の天皇賞秋ではユーキャンスマイルが4着、ワグネリアンが5着だった。
ワグネリアンは昨年ダービーを勝ち世代の頂点に立った。
ユーキャンスマイルは菊花賞で3着に入り、今年はダイヤモンドステークス、新潟記念と重賞2勝。
3歳時はワグネリアンの方が実績は上だったが、現在の勢いはユーキャンスマイルに分があるかもしれない。
ワグネリアンの父ディープインパクト、ユーキャンスマイルの父キングカメハメハは共に今夏急逝しており、2頭とも父に捧げる勝利が欲しい。
カレンブーケドールはオークス、秋華賞で2着。
父ディープインパクト、母父ストームキャット系はキズナやリアルスティール、ラヴズオンリーユーと同じニックス配合となる。
ジャパンカップの3歳牝馬は昨年の1着アーモンドアイを始め、12年1着ジェンティルドンナ、13年2着デニムアンドルビー、09年3着レッドディザイアなど好走馬が多い。軽斤量を活かし、歴戦の古馬に一泡吹かせるか。
父ディープインパクト、母父ストームキャット系はキズナやリアルスティール、ラヴズオンリーユーと同じニックス配合となる。
ジャパンカップの3歳牝馬は昨年の1着アーモンドアイを始め、12年1着ジェンティルドンナ、13年2着デニムアンドルビー、09年3着レッドディザイアなど好走馬が多い。軽斤量を活かし、歴戦の古馬に一泡吹かせるか。
シュヴァルグランは17年の優勝馬。
ジャパンカップは今回で4回目の出走となり、16年が3着、18年は3着だった。
前走のインターナショナルステークスは8着、前々走のキングジョージは6着だったが、春のドバイシーマクラシックで2着に入っており、7歳になった今も衰えは見せていない。
父ハーツクライは母父にトニービンを持っており、過去にジャパンカップに出走したトニービンを持つ馬はトーセンジョーダンやジャガーメイルが高齢になってから穴をあけた。
海外帰りになるが、得意舞台で激走があっても驚きはない。
スワーヴリチャード18年大阪杯の優勝馬で昨年のジャパンカップでは3着に入った。
父はシュヴァルグランと同じハーツクライ。
今年はドバイシーマクラシック3着、宝塚記念3着。
前走の天皇賞秋は休み明けで7着だった。
この一叩きでどこまで変われるか。
将来の種牡馬入りに箔をつけるためにも、もう一つ勲章が欲しいところだろう。
ムイトオブリガードは前走のアルゼンチン共和国杯で重賞初制覇。
ルーラーシップ産駒らしく、使われつつ徐々に力を付けてきた。
ルーラーシップは昨年キセキが2着に好走。
前走アルゼンチン共和国杯はスクリーンヒーローが優勝している。
父ルーラーシップは12年のジャパンカップは出遅れ3着だった。
重賞初制覇の勢いで父越えのGⅠ制覇を狙う。




