「これ、いいよ。こうやって手の平で泡立てて・・・・」散髪店の店主が薦めてきたのは一袋ずつ使いきりのパウダー石鹸だった。商品はCAC化粧品のパウダー石鹸(※1)。
(※1どうも今は同じ商品はないようである。近いのはCACメンブレンウオッシングパウダーでしょうか?)
散髪屋さんの勧めるものなんて・・・と思っていたが、藁をもすがる思いで購入。
「3000円になります。」。
使い心地は、余り泡が立たないので洗浄力は低いが、洗った後のつっぱり感が少なく感じた。
石鹸と出合った事も運命的だったが、それよりも衝撃を受けたのは、一緒についてきた小冊子だった。
内容はアトピーはステロイド剤をやめないと治らないというものだった。
今まで医者に何年にも渡って、「やれつけろ、それつけろとじゃないと皮膚がいい状態を保てないぞー!!!」と
薦めてきた塗り薬は、実は副作用によってより体に負担をかけてしまっているものだった。
その事実に無性に腹が立った!!!!
一体俺は何年もの間、医者のかせぎのために体を犠牲にしてきたのだろう・・・。
全国でどのぐらいの人が同じ境遇で大変な思いをしてしまったのだろう・・・。
しかもこれだけネットが発展している今ならそんな事も少ないだろうけど、
当時<15年前>の町医者の皮膚科レベル知識と経験じゃ副作用もそれほど重視していなかったんだろうし、
インフォームドコンセプトなんて微塵もなかった。
ところで当時診た医者に聞きたい事がある。もし自分や家族が私と同じ症状になった時に
毎日ステロイドをつけたのだろうか?
おそらく副作用を知っていた医者は、毎日つけないだろう。
農薬をたっぷり撒いた自分の畑の野菜を食べられない農家の方と同じだろう。
無知な自分のことも情けなくなった。そこから何が何でもというスタンスで医者の言うことを聞かないようにしよう。
と考えるようになった。体が痛いのは自分であって医者ではない。
治療は自分の体にたずねながらやるべきである。
そして治療法が少しでも納得出来なければ煙たがられても納得いくまで質問する。
当たり前だけどこれが大事だ。これは今の時代でも大事なことであると思う。
とにもかくにも、この冊子の内容を真に受けて、ステロイドを止める決心をする。
「よーし意地でもやめてやる!」
続く


