ドイツ語スラング 33 | Das Blog - ドイツ語翻訳&日独生活

ドイツ語スラング 33

65. Labertasche 【ラーベャタッシェ】

 普通に使う場合、この単語は、Schwätzerと同じ意味。
 良く喋る人。
 本当に良く喋る人。
 聞かれても居ないのに凄い勢いで何か喋り出したり、
 昨日の夢の話を延々と語り出したり。
 人の話を遮ってまで自分の話をしていたり・・・
 様々なタイプがある。

 直訳すると、Labertascheはおしゃべりバッグ。

 そして口語体で使われる時、Labertascheはおしゃべりバッグではなく、
 よく鞄やポケットに入っているうるさい物。

 携帯電話。

 マナーモードなんて知らない。
 そんな感じの人がドイツには多い。

 電車で言えば、乗っている車両全て。
 バスで言えば、車内全ての人が、
 自分にメールが届いたよ!
 携帯がなってるよ!
 というのを知らせる位の音量設定。

 着メロ全開です。
 友達に聞かせたり、
 ラジカセ感覚で再生していたりする人も居る。
 それくらい大人気な携帯電話のメロディ。

 ということで、Labertasche。
 うるさいブツ。

例文:

A: Muss kurz rangehen, meine Labertasche klingelt. Ist wohl meine Olle.
B: Mach mal.

(A:ちょい出んと。ケータイ鳴ってるから。たぶんうちの嫁。 B:出な。)

 
補足事項:

 Olle。Der OlleもDie Olleも両方成り立つこの単語。
 口語体、主に北ドイツで使われる言い回し。
 嫁、旦那、とっつあlん、かあちゃん。
 そんな感じに使われる単語。
 指している相手が女性なら、Die Olle。
 男性ならDer Olle。


ちなみに普通に使う場合は、Handy。
ハンディ。英語っぽく聞こえるけども、英語だと意味は違うので注意。



66. lau 【ラウ】

 普段はLauwarm等に使われる。
 意味は熱くも寒くもない。どっちつかずな、生暖かい状態。
 lauwarmes Wasser。ぬるま湯。

 もしくは、どうでもいい。中途半端。興味なし。無関心。適当。
 三文字なのに意味多数。素敵。

 スラング的な意味は、無料。

例文:

A: Was? Du hast 500€ für dein iPhone bezahlt?
B: Was dagegen?
A: Das gibt es doch in Japan für lau!

(A:え?iPhoneに500ユーロも出したの?
 B:それが何か?
 A:あれって日本でただじゃん!)


ほかにもただでやるよーだったら、macht für lauだったり。

類義語:
 
 umsonst, gratis, kostenlos, kostenfrei, unentgeltlich
 


Und das Klicken hier kostet nix.
Machst du doch für lau, oder?

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