ドイツ語スラング 32 | Das Blog - ドイツ語翻訳&日独生活

ドイツ語スラング 32

63. Breit 【Braイt】

 Breitって書いても、ブレイトじゃなく、ドイツ語のeiはアイ。
 Rは例によって喉の奥から。Brだから、ブじゃなくてBで止めて、rに移る。
 
 大元の意味は、広い。幅のある・・・など。
 とにかく横長なイメージ。
 sich breit machenだったら、のさばる、という意味。

 なんとなくイメージとしては、凄く態度がでかく(広く)
 無駄にスペースを取りたがる→のさばる

 でも、ここで書いているので、予想に難くないとは思うけれども、
 口語で使う場合には、違う意味もある。
 
 そして、ろくでもない意味の場合には、
 大抵の場合アルコールが関係してるんだろう?
 とそろそろ分かってきている人も居るのかなと感じつつも。
 
 それは正しく。

例文:

A: Wie war die Party am Samstag?
B: Echt cool. Ich war wieder so breit.

 (A: 土曜日のパーティどうだった? B:ホント良かった。またすげぇ酔いつぶれた)

 飲んだくれて、酔っ払って、酔いつぶれて、千鳥足で、 
 色々なものが3重に見えて、ピンクのぞうさんに追われたり
 飲みすぎぐでんぐでん。

 それがbreit

 類義語にもは困らない。
 だってビールの国だもん。

類義語:

 betrunken, blau, besoffen, voll, voll zu, beschwipst, angeäthert, benebelt, granatenvoll, knülle, knallvoll, stockbesoffen, randvoll, ralle, sturzbesoffen ...

 これでも半分にも満たないくらい、酔っ払った表現は多々。
 しかもどれも普段から使われるという優等生。

 この中のblau、はイメージがつかみやすい。
 青い。
 Ich war echt blau.

 (俺は)ほんっと青かった。

 簡単に言うと、顔が。


64. Ramadeckel 【RaマーデッケL】

 記念すべき64番。この4倍で256。16の二乗。
 64でもやっぱり駄目な単語は駄目な単語。

 Ramaの蓋。
 Ramaは、有名なマーガリン。バターに似てるマーガリン。
 マーガリンといえば、脂で脂。脂っこい。
 脂の蓋?

 人の場合の蓋・・・頭の上。髪の毛。

 脂が乗る。
 
 凄く脂っこい髪の毛。

例文:

A: Herr Schmidtschulze hat so nen Ramadeckel.

(A:シュミットシュルツェさんの髪の毛は脂っこいです)

 長期間洗っていない、もしくは
 がっちりとワックスをつけすぎたりすると
 テッカテカになったりします。

 あったまてっかてーか。でっかでーかではありません。
 


Klick mal drauf oder ich mach mich breit.

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